おはようございます。
先週末、紀伊勝浦と熊野那智大社詣でに行って参りました。
伊勢に七度、熊野に三度、どちら欠けても片参り
と江戸時代には言われるほど、伊勢神宮と並んで熊野古道と熊野三山詣では盛んだったようです。
平安時代にも熱心に熊野詣は行われていたそうで、平安装束を着て熊野古道を歩く、というようなレンタル衣装屋さんもありました。
私達も伊勢神宮には何度もお参りしていますが、熊野古道は実は一度も行ったことがなく、今回行くにあたっていろいろ調べ、伊勢神宮にも劣らないほどの霊験あらたかな場所ということを始めて知りました。
今回お参りしたのは熊野三山のうち熊野那智大社です。
その昔神武天皇が東征の折、この地に上陸され、那智の滝に大己貴神を祀り、八咫烏の案内で山々を越えて大和に入られた・・・と言われています。
サッカー日本代表のシンボルとして使われている八咫烏はこの地にちなんでいるんですね。
那智の滝が那智大社の別宮飛瀧神社のご神体として祀られているのですが、もちろんそちらにもお参り。
御滝が那智大社横の青岸渡寺の三重塔とのコラボとなっているこの風景はよく見られる風景です。
熊野古道をすべて踏破する人もいると思いますが、私達はとにかくほんの一部だけでも、ということで、那智山ふもとの大門坂から那智大社までを目指して歩くことにしました。
このような杉林の中の石段をひたすら上ります。
上り終えて頂きに着いてから、那智大社の鳥居までいくつもの石段があり、
そびえたつ鳥居目指して懸命に歩きました。
この日は曇っていてお日様も出ていなかった割には私は汗びっしょり。
那智大社の鳥居を見上げると、今まで感じたことのないような重厚なパワーを感じます。
お参りを済ませ、滝に行く前に一休み。
那智三山でしか食べられないもうで餅。
これがまたとても美味しいのです。
早朝についたお餅にあんこ、そして外側には玄米の粉がまぶしてあり、何とも香ばしくやわらかでとても美味しい。
もちろんお土産にも買いました。
そして滝までは今度はひたすら下りです。
ちょっと凸凹した石段を下って着きました。
この間近で滝を拝むには拝所参入料(300円)を払って、拝所に行く必要があります。
でもやはりここはここまで行くのがお勧め。
この間近で感じる滝のパワーは想像以上でした。
優しいような力強いような、とにかく、昔の人がご神体として祀ろうと考えたのがよくわかる、それほど、那智の滝から感じるものは大きかったですね。
またここでは100円で杯を購入すると滝のお水を飲むことができるのですが・・・
これがまた素晴らしく美味しい。
どう表現したらいいのかわからないんですが、甘いというかまろやかというか、滝のお水は本当に美味しかったのです。
下山するバスを待つ間に食べたのが、黒飴ソフト。
那智と言えば那智黒。その味そのものがしたソフトクリームでした。
今回熊野三山の中で那智大社のみお参りしましたが、残り2つもぜひ近いうちにお参りしようと心に決めた私達でした。
1日目はこんな感じで、那智山を満喫して終わりました。
2日目はまた続きます。
本日もお読みいただきありがとうございました。