ひとが死んだあとにどこに行くのかも、わからない。


ただ、魔法は



あっていい。



・・・・・うん。同感。




いやーまいりましたね。


サボるのもいい加減に慣れてきました。


駄目ですよね。


なんというかたぶん環境に慣れやすいタイプなので。


言い訳ですよね。


あ、『流星ワゴン』って本おもしろかったです。


今日読み終わったんですけどね。


最近あまり腑に落ちないラストパターンの話ばかり読んでたので、


これはとても良かったです。


話題作で賛否両論あるみたいですが、


小説なんてのは好みの問題なのでそんなのは問題ではありません。


肝心なのは自分が好きかどうか、何か感じられたかどうかです。


どんな話題作でも必ず意見は分かれますものね。



で私はこれ好きです。電車の中で後半を読まなくて良かったと思いました。


泣くのを我慢したくなかったし、できなかっただろうから。


職場の休憩室で一人、鼻水すすりながら読みました。


汚くてすいません。


ものすごく感動、とか、心からめでたしめでたしな終わり方ではありません。


それでもちょっとだけ・・・・・・・あー言うのももったいない~。


悲惨な現実の影を知らないでいるのは幸せなことかもしれないけど、


知って傷ついた後にそれを乗り越えて、


なおも幸せを求めて努力するのは素敵なことだと思う。


そうやって手に入れた幸せは、ちょっとやちょっとの事で壊れたりしないと思うから。


これって自分の根底にある考えでもあります。


知らずにいて幸せでいるよりも、知って後悔した方がいい。


だって傷ついたとしても、前に進めるから。


それを乗り越えられたら、


今よりも、今までよりも、もっと強く、確実に、太く温かく、しっかりと、


未来や大切な人と繋がれると思うから。


だから闇から目をそらして、ビクビクして、見ないように触れないように日々を過ごすなら、


きちんと向き合って、知って、噛み砕いて、消化して、新しい何かを生み出したりもして、


そうやって闇を消してしまえばいい。


そう思うんです。


けどね。


でもこれもまた人様々です。


やっぱり知らないでいて幸せでいれることは知らなくていいって人もいるんですね。


まぁうちの彼氏さんですけども(笑)


こういうところが正反対なので、


私は素直なのは良い事だけど正直すぎると怒られてしまう訳ですけどもね。


うん、確かに。正直すぎて口が過ぎることがあるんでしょうね。多々。


ごめんなさい。傷つけて。


でもこれが私であってこうじゃない私は私じゃない気がするの。


最近好きなメレンゲの歌の歌詞に、


『ボクの「本当の言葉」はたぶん人を嫌な気持ちにする。


 でも「嘘の言葉」で君や誰かを頷かせるのは嫌だ』


って歌詞がなんとなくわかる気がするの。


嘘って言い方は大袈裟だけど、自分の思うように、自分の心のままに何かを伝えないのって、


自分にも相手にも嘘をついてるような気分になって、


逆になんだか悪い気持ちになってしまうのよ。


でもそれは優しさの問題だって言うかもしれないね。


相手を傷つけないためにつく嘘もあるって。


わかるんだけど・・・・あまり私はそういうとこ器用じゃないようで(´ー`;)


あの・・・でも・・・はい、気をつけます(笑)



私はこの本が話題作だという事も知らなかったし、作者の重松清さんの作品もこれが初めてです。


ただなんとなくタイトルと表紙にひかれて買っただけ。


それがすんなりと入りこめた理由かもしれないですね。


前評判は期待が大きくなりすぎるし、


作者に思い入れがあれば色んな角度から評論したくなる。


だからとくにおすすめとかしないですけども、


私は読んで良かったなぁと思いました。スッキリとした気分になったし。


人によってはスッキリどころか溜め息が出るかもしれないけど。


少なくとも私は溜め息より希望を感じられたから。


なんてなんて。ふふ(´ー`*)


流星ワゴン