『小太郎の左腕』 和田 竜 (小学館 2009年10月28日一刷発行)
『のぼうの城』、『忍びの国』の作者が放つ、3作目。
個人的な感想としては、前2作以上に面白く感じられました。
1556年、戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった・・・
後にこの戦いを左右する少年小太郎。天才的な鉄砲の腕をもつが心が優しすぎる小太郎。物語が進むにつれ、その小太郎の変貌ぶりに驚かされ、小太郎に纏わるそれぞれの運命が切なく感じられました。
前2作にも言えることですが、登場人物が魅力的で敵のキャラクターさえかっこよくみえてきます。テンポがよく映像的な描写のため、映画を観ているような錯覚に陥りました。
『時代物はとっつきにくくて、苦手』という人に、読んで頂きたい本になっています。
内容には関係ありませんが、オノ・ナツメさんの表紙もいいですね!
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