案の定、陰謀論が咲き誇っておりますが

あらためて”民主党とは何か”というわけで


■小沢のポリシーは鳩山さんのポリシーでもあって、民主党のポリシーでもある


そういう意味では旧社会党系というのも似たり寄ったりなので

寄り合い所帯でもあるが実は一枚岩な民主党です。


で、もう一度おさらいになりますが

鳩山さんのリベラルインターナショナルでのご高説。


DPJ's Policies on Aisa and National Security(民主党のアジア・国家安全保障方針)

http://www.liberal-international.org/editorialIndex.asp?ia_id=1097&keywords=hatoyama

(Liberal International./Yukio Hatoyama, Shadow Foreign Minister of DPJ, Japan)



DPJ considers it essential that Japan should sincerely reflect itself on the fact that its wartime actions inflicted pain and damage on the neighboring peoples and build its future course on the lessons learnt from the past.
Therefore, when the DJP is elected to the government, we are fairly confident that Chinese and Korean grudges held against Japanese will ultimately disappear.


日本民主党は、日本が先の戦争で周辺国を蹂躙した歴史の事実を鑑として未来を築かなければいけないと考えている。したがって、民主党政権になれば、中韓の日本に対する(歴史問題による)わだかまりはなくなると確信している。


つまり、謝罪し賠償する気満々です。


では、これは、リベラル鳩山さんの個人的見解であって

小沢さんの見解ではないのか・・というとそうではなくて


リベラルインターナショナルへは、そもそも小沢自由党が参加したわけで

そこでの演説は、小沢民主代表しての意思でもあります。


で、


Some people argue that China is a military threat but improvements in themilitary capability to date have not yet constituted an immediate threat.


中国脅威論を唱える人もいるが、(中国の)実際の軍事力拡大は大したこと無い。


確かに、インターナショナル^^から見るとやや誇張された面もあるかもしれませんが

今世紀以降の中国軍事力は、周辺諸国からしたら脅威以外のなにものでもないわけで

その同じ口で安全保障論を展開されても困ります。



the LDP is over-dependent on the United States in pursuing Japan’sforeign and security objectives, but the DPJ is more concerned with striking a right balance in Japan’s relations with the US and Asian neighbors, with putting slightly more emphasis on the latter.


外交と安全保障政策では自民党はアメリカに過剰に依存しているが、日本民主党は安全保障政策で日米間の適切な間合いを維持しながら、よりアジアを重視すべきと考えている


大筋に於いて、つい頷いてしまいそうな話です。


我が国保守層(伝統保守か戦後保守かわかりませんが)においても

「自主(防衛)独立論」とでもいう、一見正統な話に受け取ってしまいそうです。


でも、

憲法改正もままならないうちに、日米安保縮小を切り出され、


同じ口で「中国軍事脅威論」を否定


されたら、

背中に悪寒がすーっと走るのが、普通の感覚。


なのに、保守と言われる人の中に

何故か小沢ファンが散見するのが不思議です。


で問題となっている、民主党スローガン


ご存知、民主の野望

「主権移譲」^^


民主の野望


これなんかも

アメリカの陰謀^^と絡めて否定にやっきななんとかですが


小沢民主の主権移譲というのは

アジア共同体という絵空事に主眼があるわけです。



小沢一郎党首は28日(日本時間29日未明)、オタワで開かれた各国の自由 主義を唱える政党でつくる国際自由主義連盟(リベラルインターナショナル)の 総会に出席。「グローバリゼーションとPKO」を演説。「国連決議に従い、平和維持活動に参加するとき、それが武力行使を伴う場合でも、何ら憲法に抵触しない」「日本は国家権力として武力を行使しているのではなく、国連憲章に基づき加盟国として義務を果たしているだけだ」「(中東情勢を)傍観するだけでは済まされない。一国のエゴに閉じこもっている場合ではない」「今日、一国の狭い意味での国家主権は経済的にも政治的にもナンセンスに近い」

(産経 平成12年10/29)


ところが、共同体などというものは

結局、人口比がビジョンを飲み込んでしまうんです。


だから、中国さま・・と言われても仕方が無い。


で、問題は、我が国の政治家に不可欠な意思である

国体観念でありますが

ここに、保守の一部は騙される。


文藝春秋 1999年9月特別号 所収
「日本国憲法改正試案」小沢一郎(自由党党首)

ttp://www.ozawa-ichiro.jp/policy/04.htm

(小沢せんせ)



天皇は日本国の元首だ

 第一章には、「天皇」(第一条~第八条)の項が設けられている。日本国憲法第一章第一条は、この一文である。

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」

 いわゆる、戦後左翼の主張のように、単純に「平和憲法」と思っている人達は、前文の理念的なメッセージに引きずられて勘違いしている。日本国憲法は立憲君主制の理念に基づく憲法である。天皇が一番最初に規定されていることからも。それは明らかではないか。


~~


 今の文章のままでも天皇は国家元首と位置づけられている。宮澤説は私も学生時代に何回も呼んで勉強した経験をもっているが、戦後社会や今日にも成されている、戦後左翼が好んでする議論に通ずるものだと思う。


~~


 衆議院(国会)への報告についてはガイドライン法案でも論議されたが、日本の場合は多数派を占める政党が内閣をつくる議院内閣制なので、内閣と国会の意思が対立することは基本的にはありえない。又、緊急事態宣言の発令については、天皇の国事行為にした方がいいかもしれない
 内閣制度については、首相公選論の大きな間違いを最後に指摘しておく。首相公選制は天皇制の廃止を意味するということである。天皇制を維持しながら公選論を唱えることは論理として成り立たない。


 天皇の国事行為には、国務大臣などの認証がある。ところが衆議院議長は認証官ではないし、天皇が国会議院を認証することもない。何故ならば国会議員は直接主権者に選ばれているからである。主権者の意思は最終であると同時に、絶対である。だからこそ天皇が国民の名のもとに認証する必要がないのである。首相公選ということは主権者たる国民が、国の最高責任者を直接選ぶことだから、選出された首相というのはまさに国家元首、いわゆる大統領そのものであり、その状態の中で君主としての天皇の位置付けは不可能である。したがって、首相公選制は、天皇制の廃止を前提とする以外に、これを採用することはできない。



単なるロジックです。

一見、天皇を国家元首と位置付け、至極真っ当な事をおっしゃっているように見えますが

天皇という存在を教義の政治的意味合いに貶めようとしているだけです。


私は公選制は興味有りませんが

公選制など、天皇(制)廃止とはまったく関係がない。

天皇を”制度”と解釈する一部の戦後保守の思考回路と変わりがないわけです。


で、共産党は、まともに分析しています。

変なところはいい加減なのに^^

(帝国主義云々はよくわかりませんが言わんとするところはわかる)


鳩山の改憲論(6)――首相公選制

http://www.geocities.jp/sazanami_tsushin/sazanami/007/15.html

(さざ波通信・共産党)



小沢は当初、天皇なき帝国主義構想を立てていました。『日本改造計画』を見ても、ほとんど天皇は出てきません。これは、戦後的な帝国主義体制、復古主義的ではない洗練された保守支配を構築する上では大いに有効な選択肢です。しかし、これでは、保守派内のコンセンサスをとるのはきわめて難しいでしょう


~~


 小沢はこのジレンマを乗り越えるため、憲法を変えることなく、現行憲法のままで天皇は元首であると強弁します。憲法を変えて天皇を元首にすることには、国内外の巨大な抵抗が予想されますので、これは避け、その一方で、天皇主義的保守の支持を得るために、現在すでに天皇は元首であると言い切っているのです。そして、この点の配慮をよりはっきりさせるために、小沢は厳しい調子で首相の公選制に反対します。


~~


 それに対して、日本政治および日本社会における天皇主義者の力を過小評価する鳩山には、そのような考慮はありません。天皇の位置づけについては今までどおり単なる象徴として尊敬の対象であればいいということで落ち着きます。


結局小沢さんと鳩山さん・・というより、民主と言うのは

我が国国体は

どうでもよい

ようです。


断言しますが


どうでも良いようです。


でこの発言です。



「(皇位継承権を)男系に限ったのは明治時代。過去には女性の天皇もいた。おかしなところはどんどん変えればいい」

産経平成13年5月17日


女性天皇と男系の意味もわかっていない。

男系以外の天皇って・・・・



こういう風に整理すると

旧社会党とか

共産亜流とか

オムライス?とか

変な労組とか

在日団体とか

マイノリティー権利標榜団体とか

過激派とか

カルトとか

いろんなみなさんが寄ってきやすいわけです。


これが小沢さん流の政治策略であればいいのですが

それはありえなくて

完全な破壊思考であります。




ちなみに、

今のリベラル・インターナショナルの王政解釈ですが

王族の平準化だそうです。意味がよくわかりませんが

王族を一般市民と同じく自由主義の同等の受益者のランクにしたいらしいです。


よくわかりませんが

その方が儲かるらしいです^^