■曖昧に堂々と?参拝すればいい



観測気球を打ち上げた官邸筋?でありますが


靖国参拝せず=政局の混乱回避、中国にも配慮-安倍首相

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2007080900827

(時事)

周りが参拝させたくないのはよくわかりますが

なんですかね。このアクティブソナー。


日程的な要素も加味して「全閣僚参拝なし」と報道。

日経の警告。


例大祭は確かに最も重要な御祭でありますが

8/15は政治的に重要な日でもあります。

そして総理にはこう申し上げたい。


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万人注視、無数のマスコミのカメラの前で


堂々と参拝するのです。


そしてこう表明するのです。


「行ったか行かなかったかは言わない」



そして


「参拝は個人の自由である。

その死生観は個々人、国家、各々独自の自由なる思想観念に基づくものであるから、

まったくの自由である。しかし、残念ながら、いまだその理解を得られぬので

日中友好のために行ったか行かなかったかは言わない


と言いましょう。


そして秋の例大祭にも同様に参拝するのです。


外交は、やられたらやり返す、与えてくれたら与え返す。


せっかく胡錦濤の立場も考えていろいろ配慮していたのに。


先の訪中では


「言った先からうぬは!」


の世界だったもんですから。

安倍晋三、話のわかる男、もとい甘くみられる男

http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/day/20061009/

(北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)さん)



 どうやら、中国側と日本側の日中関係改善条件の認識には明らかに結構大きな齟齬がある。その齟齬を抱えたまま、こんなにお祭りムードを盛り上げてしまって、いいのだろうか。


お祭りムードは中国側ですね。

なんの配慮もない。というか理解してない。

これでも怒る場面なのですが・・・

米慰安婦決議の後ろに中国がいたことを

首相ははっきりと認識しています。(あたりまえですが)


で胡錦濤には訪中の打診をすると同時に



安倍首相、中国のサミット正式参加を拒否 米・独と歩調一致

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/56927/



 安倍晋三首相(52)が先の主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)の際に行われた議長国・ドイツのアンゲラ・メルケル首相(52)との首脳会談で、中国の主要8カ国(G8)サミットへの正式参加は容認できないとの意向を表明し、メルケル首相も同意したことが13日、分かった。首相同行筋が明らかにした。日本の首相が中国のサミットへの正式参加を拒否する立場を公式に示したのは初めて

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 会談でメルケル首相は、サミットへの中国の正式参加に対する日本の立場をただした。これに対し、安倍首相は「日本は認めない」と正式参加を拒否する考えを明言した。

 安倍首相は、その理由について、中国が(1)軍事費が不透明のまま19年連続で2ケタ伸び率となっている(2)スーダン西部ダルフールでの政府支援の民兵組織による大量虐殺を黙認し、スーダン政府を支援している(3)国際的なルールを守っていない-の3点を強調した。メルケル首相は「よく理解する」と同調する考えを伝えた。


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首脳外交と施策は関係ないというスタンスはスタンス。


首相は行きたいだろうが周りは許さない。


経団連あたり。


訪中にしろ、招聘にしろ、ニ三発応酬する時間はあります。


踏ん切りはつかなそうですが、このタイミングを逃したら

もう無理ですよ。


この時期に靖国参拝を牽制する情報を流すと言うのは

中共は参拝が日米離反のカードにはならないと分析している部分もあると言う事。


すでに非形式な参拝はされているという話は信じていますが。


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ところで話は変わって・・・

テロ特措法延長 小沢氏、米大使の要請拒否 軍事活動「国連の承認ない」

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070809/20070809_003.shtml

(西日本)


 約45分間行われた会談は、小沢氏の意向で報道陣に公開された

 しかし、小沢氏は日本の国際貢献について「国際社会の合意に基づき、国連の活動に参加する」との原則を表明。


 その上で、アフガニスタン戦争に関しては「米国が国際社会のコンセンサスを待たずに独自に始めた」と指摘。要請を拒否する理由を「日本の平和と安全に直接関係ない地域で米国やそのほかの国の部隊と共同の作戦はできない」と説明した。

 一方で小沢氏は政権を獲得した場合の対応について「できることを米国と分担する。テロとの戦いはどういう手段、方法で参加するか国によって違う」と述べた。

 大使は小沢氏の国連決議に基づかないとの指摘に対し「国連が認めた国際的活動だ」と反論したが、議論は平行線をたどった。


米国が国際社会のコンセンサスを待たずに独自に始めた


これ余計です。


小沢さん、もうちょっと遠望深慮で何か画策して下さるもんだと思っていましたが

党内向けジェスチャーで必死なだけじゃないですか。


日本の平和と安全に直接関係ない地域で米国やそのほかの国の部隊と共同の作戦はできない


これは「日米の平和と安全に」とアナウンスしておかないと

米国の安保縮小派を喜ばすだけ。


この会談のポイントはアナウンスであったわけで

会談内容を公開するならそこをうまく表現せねば。


小沢さん、図らずも党内結束の危うさを露呈しています。