■保守の9条護憲


新保守と言いますか、新たな世界観とリアリズムの側面での

国家観・・・

9条なんとかから出馬する方も同じような主張だったと思いますが

私も九条護憲が左翼の専売特許だとは思っていませんし

そもそもイデオロギーの観点の問題だけでもないとは思います。

でもちろんその方面で見識の深いヒロシさんに意見するわけでは

ないのですが、もう少し意識を深めたいと思いまして・・紹介。


その保守としての9条護憲背景の一側面ではありますが


「なぜ憲法九条が日本にとって最大の安全保障なのか?」

http://amesei.exblog.jp/5758518/

(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報さん)



<「憲法九条」があったのは不幸中の幸い>

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アメリカに対する再軍備に対する強硬な反対を行ったのは、今の麻生太郎外相の祖父である吉田茂首相でした。吉田首相は、アメリカのダレス国務長官の再軍備要請を拒否した。吉田としては、アメリカは日本が戦時中に朝鮮半島に進出したことを批判して、裁判でさばいておきながら、自分の都合で朝鮮戦争に対応する必要が生まれると、今度は再軍備せよという要求をするのか、と怒り心頭に発したと言われています。だから、専守防衛の警察予備隊、自衛隊は持つけれども、大国の「覇権ゲーム」にかり出されるための軍隊は持たないという決意を示した。

この考えを吉田は憲法九条という条文を使ってアメリカに対して表明したといわれています。

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だから、吉田は、急迫不正の侵害を受けたときの正当防衛としての個別的自衛権については、九条二項で認めておきながら、自衛隊が次々に海外派兵をしていくような事態を防いだのです。吉田茂と孫の麻生太郎の違いは、この恐るべき「戦略眼」であるでしょう。堤氏と対談した中曽根元総理ですら、このトリックの有効性を認めざるを得ませんでした。

私はこの「吉田ドクトリン」ともいうべき外交政策を全面的に肯定したいと思います。これがなければ、日本はベトナムやカンボジアに派兵させられていたでしょう。他に選択肢は無かったのです。

吉田首相は、左翼の空想的平和主義や非武装中立政策については批判します。これは彼が後年『世界と日本』(番町書房)で書いていた話です。しかし、九条を楯にするという「現実的平和主義」(リアリスティック・パシフィズム)については最後まで貫いたように思います。


たしかに吉田ドクトリンの対外的立ち回りの巧妙さは、

評価されるものですが、

その吉田茂も次のように語っています。


「世界と日本」吉田茂(番町書房)昭和38年


再軍備の問題については、私の内閣在職中一度も考えたことがないこと、また先年トルーマン大統領特使として来訪した当時の故ダレス氏から要請を受けた際にも、強く再軍備に反対し、且つその反対を貫いたことなどは、本書の別の個所で記した通りである。当時において日本が再軍備に踏み出すことは、経済的にも、社会的にも、思想的にも不可能なことであるという私の反対理由もまた既に述べておいた。


しかし、それは私の内閣在職時代のことであった。その後の事態にかんがみるに連れて、私は日本防衛の現状に対して、多くの疑問を抱くようになった。当時の私の考え方は、日本の防衛は主として同盟国アメリカの武力に任せ、日本自体はもっぱら戦争で失われた国力を回復し、低下した民生の向上に力を注ぐべしとするにあった。然るに今日では日本をめぐる内外の諸条件は、当時と比べて甚だしく異るものとなっている。

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憲法第九条のいわゆる平和条項、すなわち、国際紛争解決の手段としての武力行使を否定する条項は別として、第二項の戦力否定の条項は、万世不磨の大典としての憲法の一部というよりも、軍国主義国、侵略国としての日本多年の汚名を雪ぎ、一日も早く国際社会に復帰したいという政治的狙いが本意であったのが、私の関する限り真実である。

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上述のような憲法の建前、国策の在り方に関しては、私自身自らの責任を決して回避するものではない。憲法審議の責任者でもあり、その後の国政運営の当事者でもあった私としては、責任を回避するよりは、むしろ責任を痛感するものである


今のところ9条護憲を掲げる「新保守」という流れでは

その9条護憲は、あくまで日米安保が基準となっていると思えます。


つまり、ベトナム・朝鮮に駆り出されなくて済んだ・・・という9条効果論。


吉田茂の卓見は「駐留継続・安保維持はアメリカも望んでいる」という

実態を見抜いての立ち回りにあります。


それが吉田以降の変遷の中で

いつの間にか

安保によって「守ってもらっている」という「思想」に変化してしまった。


だから、現在も残っているのは

安保維持のために、9条を改正すれば

駆り出される

という意識。


今のままの憲法でも、極東有事として

対日攻撃の可能性があれば、たとえアメリカの私利的軍事行動でも

連れションよろしく「駆り出される」でしょう。


ならば、現実論として、二項破棄、一項改正で

一項に文言解釈上の逃げを作っておく・・・という選択肢もあるわけです。


つまり吉田茂のように巧妙かつ論理的に立ち回る知恵です。


そして、この保守としての9条護憲への疑問は

前提として、安保体制の庇護が根底にあるということです。


今、問題になっているのは、米国の覇者としての凋落と

国力の極端な減退の可能性です。


アメリカは強大な軍事力の「置き場所」としても

日米安保を強化維持しておきたいわけですが

経済的・内政的問題によって、実質上の軍縮を余儀なくされる可能性も

生まれてきているのです。


ですから、永続的観測からくる日米安保前提の9条護憲論は

今後の予測し難い状況からは、現実的ではないのかもしれない。


だからといって安保解消を率先すべきではなく

日米関係は維持されるべきでしょう。


極端に言うと、年次改革要望書とか何とかの片務的関係も

「守ってもらっている」意識が遠因。


日米関係における外交の立ち回りは

吉田茂のように、知恵と洞察のフル回転でこなすべきもので

憲法で維持するものではないのではないかと思います。


■事実6割、あとはトラップ


で気になるのは

天木さんやフルフォードさんやリチャードコシミズさんの連帯。


本物の悪党はデイビット・ロックフェラー

http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2007/07/post-5.html


反ロスチャイルド同盟

http://www.anti-rothschild.net/


何故かきれいにわかれて・・

これはこれで面白いのですが

藤井昇さんなんかが発信されている


ロックフェラーVSロスチャイルド


という話。


ユダヤ財閥

「ロックフェラー 対 ロスチャイルド」説の研究

http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_he/a6fhe600.html

(INRI)


Inriさんも「参考までに」と書かれていますが

基本的な構図としては無理があって

国際的な金融・産業グループをロックフェラー系と

ロスチャイルド系に分けるというのは大きな誤りです。

もちろん閨閥でどうこう言うつもりはありませんが

ロックフェラー家とロスチャイルド家は対抗する存在ではないという事です。

以前にも書きましたが

ロスチャイルド家もロックフェラー家も

搾取自体を必要としていません。

問題なのは、これらの財閥家の投資先を

競わせていることにあるのではないかという事です。

で少し有名な本ですが


民間が所有する中央銀行

民間が所有する中央銀行

(ユースタス・マリンズ)

という、国際金融資本が

FRBを私物化して設立する?経緯を取材した

ドキュメンタリー本ですが

この手の書籍なんかをよく読む人は

少し違和感を感じたと思います。

出版に際してフィルターが掛かったかどうか知りませんが

後半が少し毛色の違うスピリチュアルな話題に終始しているのです。

原著を読んでいないので何とも言えませんが

ただ、前半部の本題部分はよく取材されているなぁと思いました。

(という事です^^)

で何が言いたいのかというと

FRBで財閥家の経済的な仕事は一丁上がりという事です。

そして以降の収奪は余計な経済活動になってしまいます。

つまり、これ以上の見かけ上の資産拡大は

反作用的にデフレのターゲットに自ずからなってしまうのです。

(マクロ局点なんたらという奴?)

全然意味不明な説明ですが

(昔、シュローダーのえらいさんから説明してもらったんですが

自分ではよくわかったつもりでなんともわからん^^)

どちらにしろ、ロスチャイルド家のトップも

ロックフェラー家のトップも半隠居という事です。(なんじゃそら)

で藤井さんの構図


VSVS


これは、意図的に喧伝された

御隠居さんのかくし芸ではないでしょうか?


さらに意味不明だと思いますが

御隠居さんの一番嫌いなのは

完全な安定。


エネルギー問題にしろ、環境問題にしろ

食料問題にしろ、もちろん国際紛争にしろ

成熟して、人類の諸問題が解決してはいけない。


マーケットが動き続けることで

常に実態のないものの価値が流動的でないと

増やしてはいけない」財閥の資産の価値が

目減りしていくのです。

で私のような貧乏人には全然理解できないんですが

賢い人に言わせると

巨大な自転車操業らしいです。


つまり何が言いたいのかというと

ロックフェラーとかロスチャイルドという

大きな冠は見ても仕方がない。


見るべきは、彼らの手ゴマとなって

仁義なき経済競争を繰り広げる金融・産業グループ。


間違ってもロックフェラーが兵器産業のセールスマンなんか

やらないということ。


そんなわけで

9条と財閥の話は全然関係ありませんが

あたらしい保守派という潮流?


6割の真実に集約して展開するともっとすごいと思います。



でコシミズさんは整理したほうがいい。


昨日の友は今日の敵、

今日の友は、明日の敵


と言いまして、過去の事象を引きずると

http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/newversion/sinbunterebiiranaiyo.htm


こんな世界になって全員同じ悪の組織の一員になってしまいます。


全然関係ないですが、財閥のシオニスト論。

基本的にそんなに敬虔な話?

中の人に仏教徒がいるというのも面白い。


何が言いたいのかというと

酔っぱらっている時はこう言う話題好きです。