■憲法九条に反対していたくせに


共産党の護憲にいまさら噛み付く気もおこりませんが

自衛隊幹部の言とやらを姑息に引き合いに出されますと「ちょっと待て」となります。


イラク派兵の陸自幹部 本紙に胸中
犠牲者ゼロ 憲法のおかげ 9条変えない方がいい

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-01-22/2007012215_01_0.html

(赤旗)


 

「憲法の存在が大きかった。(戦争放棄の)9条はこのまま変えない方がいい」


イラク南部サマワでの「イラク人道復興支援任務」に参加した陸上自衛隊の制服幹部が帰国後、本紙のインタビューに応じ、憲法9条の重みなどその胸中を率直に語りました。


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 制服幹部は、自衛隊員から一人の犠牲者も出すことなく任務を遂行できた背景として、自衛隊独自の対応を除いた二つの要因をあげました。


 一つは「日本ブランド」。第二次世界大戦で敗れ、広島・長崎への原爆投下などの深刻な戦災にあいながら、自動車、家電製品に象徴される世界第二位の経済大国にまで復興したアジア人の国、日本へのイラク人の共感です。二つ目に憲法の存在をあげました


 同幹部は「自分たちは米軍などとちがって、海外での武力行使を日本の憲法が禁じていることを一生懸命に説明した。イラクの人たちもそれを理解してくれた。そういうイラクの人たちによって自衛隊は結果的に守られたんです。その意味で憲法九条の存在の大きさを改めて実感した」と語りました。

 安倍政権は、「防衛庁」から「防衛省」への昇格とセットで自衛隊の海外活動を「本来任務」に格上げし、米軍の「先制攻撃」戦争に呼応した海外での武力行使を可能にする憲法改悪=「戦争する国づくり」に走っています。


 制服幹部は、米軍による「掃討作戦」、武装勢力による「テロ」などでイラク市民の犠牲が連日のように続くバグダッドを「向こうは地獄だ」としたうえで、憲法九条への思いを込めていいました。


 「自衛隊員として憲法を議論できないが、(イラクの体験からも)自分としては憲法九条は変えないほうがいいと思う」


自衛隊員として憲法を議論できないが、自分としては憲法九条は変えないほうがいい

議論より主張の方がだめですがな。

そもそも「匿名」で政党機関紙のインタビューに答えて政治的意見ですか。

しかも幹部ねぇ。


まぁそれよりまず、元々憲法草案の9条「戦争放棄」について

一番反対していたのは「日本共産党」だったはずです。


■共産党は元々「憲法九条反対」


http://homepage3.nifty.com/mcg/japan/others/kyosan/kyosan2.html#3

(あっちの平岡正行さんなんで内輪もめなんですが事実なんで引用)


3.「戦争放棄」条項に反対



資本の国家の防衛を求める


 

今回は、政府案に対する共産党のもう一つの反対意見を紹介しよう。いま共産党がもっともやかましく論じている、戦争放棄の問題である。

 政府案は現行憲法と若干表現が異なるが、内容的には同様の次のようなものであった。「国の主権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、他国との間の紛争の解決の手段としては、永久にこれを放棄する。/陸海空軍その他の戦力は、これを保持してはならない。国の交戦権は、これを認めない。

 これに対して共産党は異論を唱えた

 国会の場で野坂参三は質問に立ち、「戦争には我々の考えでは、二つの性質の戦争がある。一つは正しくない不正の戦争である。これは日本の帝国主義者が満州事変以後起こしたあの戦争、侵略の戦争である。これは正しくない。


しかし侵略された国が自国を守るための戦争は、我々は正しい戦争と言って差しつかえないと思う。


この意味において過去の戦争において中国あるいは英米その他の連合国、これは防衛的な戦争である。これは正しい戦争と言って差しつかえないと思う。


一体この憲法草案に戦争一般の放棄という形でなしに、我々はこれを侵略戦争の放棄、こうするのがもっと的確ではないか、この問題について我々共産党はこういうふうに主張している」と発言している。


 つまり、政府案は戦争一般を放棄しているが自衛のための戦争は必要だからその道を残せ、というわけである。


 ~~


 野坂のこの質問に対し、当時の首相である吉田茂は「戦争放棄に関する憲法草案の条項におきまして、国家正当防衛権による戦争は正当なりとせらるるようであるが、私はかくの如きことを認むることが有害であると思うのであります。近年の戦争の多くは国家防衛権の名において行なわれたることは顕著なる事実であります。故に正当防衛権を認めることがたまたま戦争を誘発する所以であると思うのであります。……御意見の如きは有害無益の議論と私は考えます」と答弁した。


 まさに野坂よりも吉田のほうが平和主義者ではないか。吉田は自衛権も含め一切の武力を持たないのが憲法案だとしたのに対し、それでは資本主義国家日本は守れないぞと反対した共産党が、後に自衛隊を容認することになったのは一つの必然である。彼らが自衛隊反対といったのは、対米従属により米軍の支配下にあるから本当の自衛軍ではないという理由からだけで、資本の体制を守ることには、一度も反対してこなかったのである。


何故共産党が憲法9条・戦争放棄に反対だったのかというと

普通に共産党がコミンテルン日本支部だったからです。


ソ連は

「もし戦争放棄となると米軍長期駐留の口実になる」

と判断しただけです。だから日本共産党は「戦争放棄」に断固反対しました。

実際ソ連による我が国再侵攻計画は重要方針でした。


つまりアメリカは米軍駐留の根拠として九条を草案したと。

日本が戦争(軍)放棄となれば防衛力を持たないから守ってやらねばならんと。

こうして防共防波堤日本を米軍主導で構築しようとしたのです。


吉田茂は当時の疲弊した国力・及び実質解体の軍では国防もままならないと考えていました。

米側の意図と実質的な極東状況を鑑みればその選択肢以外なかったとも言えます。


つまり共産党の今言う

「九条を守れ」なんて言うのはテーゼでもなんでもない

わけで、途中でソ連が「米軍・自衛隊どっちも反対」

に方針転換したもんだから、コミンテルン解体後の本部指令を失った党が

振り上げた拳を下ろせなくなっただけの話です。


つまり米ソの関係で見ても、元々「九条」というのは平和の理念から生まれたわけでも

なんでもなくて覇権争いの道具だったわけです。


その前に・・・・・


我が国自衛隊幹部の中に


政党機関紙赤旗の取材に気軽に答えるほど共産党と仲良しな人がいる


方が問題なわけで。


で何が言いたいのかといいますと

昨日の


社民党阿部知子・・反日政党の思考回路が判明

http://ameblo.jp/disclo/entry-10023912563.html


の件に重なりますが


軍隊・戦争放棄に反対していたのがいつの間にか「九条を守れ」になったり

嫌いなはずの「自衛隊」幹部に自分たちの意見を代弁させたり


件の社民党議員にしても

自分たちで自衛隊派遣を足踏みさせておいて「出動が遅い」と

わけのわからないことをほざいたり

こっそりわけのわからないところを修正したり


社民党の阿部知子議員、HPの問題発言をこっそり微妙に修正

http://antikimchi.seesaa.net/article/31895470.html

(アンチキムチさん)


国土保安隊→警察予備隊  ???

団長さんのチェックは厳しいですからねぇ。ロックオンされてます。

秘書の池田さんがばっくれているそうです。

http://www.cafeblo.com/sachiike/archive/51


新社会党(社会党の残党)のあわはらさんとかいう神戸市議も

こんな事言っている。

「自衛隊派遣」が遅れたのは社会党の責任なのに・・・・


自衛隊の災害出動を考える   
      神戸市議会議員  あわはら 富夫

http://www.portnet.ne.jp/~awara/sinnsai5.htm



阪神淡路大震災の時も、自衛隊が出動しました。翌一月十八日から四月二七日までの百一日間、延べ百六三万六○○○人です。車両は約三四万七○○○両です。航空機は七○○○機です。人命救助は一六五人で、遺体収容が一二二一体です。結局、人命救助には役に立たなかったのです。人命救助は圧倒的に警察、消防、実際には地域の人たちの助け合いでというのがほとんどでした。自衛隊は遺体収容の訓練はできても、人命救助の訓練はしていないですから弱さがあるというのが実感です。


よく自衛隊が頑張ったと言われますが、遺体を運び出すことには力を発揮したけれど、生存者の救出にはそれほど力を発揮していないのです

~~


自衛隊は災害救助のための組織ではありません。戦争するための組織です。阪神淡路大震災の時は、その日の夕方からやって来ました



どうもあっち側のひとには、泥棒がいつの間にか警察に・・・式の思考回路が多い。

自分たちで思い込んでいるのか、取り繕っているうちに信じ込んでしまったのか・・・。


よくわかりません。