他は完ぺきなのに、大事なものが抜け落ちているということはよくあることです。

子育てにおいても的をはずさないようにしたいものです。

マルコ10章にある話を読んでみましょう。


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イエスが旅に出ようとされると、ある人が走り寄って、ひざまずいて尋ねた。
「善い先生、永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか。」

イエスは言われた。
「なぜ、わたしを『善い』と言うのか。神おひとりのほかに、善い者はだれもいない。
 『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え』
 という掟をあなたは知っているはずだ。」

すると彼は、「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」と言った。

  マルコによる福音書10:17-20
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ある人がイエスのもとに駆け寄って来ました。
彼はひざまずき、「善い先生」と呼び、イエスに質問を投げかけました。

学ぶ意欲がうかがえます。

彼の問いに対して、イエスはまず、
「なぜ、わたしを『善い』というのか」と逆に質問し、神の偉大さについてふれた後、
モーセの十戒を彼に提示しました。

「殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え」

これに対する彼の反応はどのようなものだったのでしょう?

彼はイエスに答えます。

「先生、そういうことはみな、子供の時から守ってきました」


イエスの前で堂々とこう答えた彼。

この人の親はどのような育て方をしたのか興味が湧きます。
かなりしつけの面で努力をしたのではないのでしょうか。


ただ、事実として、このような彼でも決して完全ではなかったのです。

彼のイエスに対する質問は、「永遠の命を受け継ぐには、何をすればよいでしょうか」でした。

おそらく、将来を考えると、彼は不安だったのでしょう。

彼の親はよく彼をしつけたのでしょうが、この部分で彼に回答を与えることはできませんでした。


この問い対するイエスの答えとは?

聖書で続きを読んでみてください。