父親であり夫である皆さんのあり方は家庭に影響を与えています。

我々には家庭の状態に対し責任があるのです。

イエスは「家」を守るためにどのような行動を取ったのか、マルコ11章を読んでみましょう。


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それから、一行はエルサレムに来た。
イエスは神殿の境内に入り、そこで売り買いしていた人々を追い出し始め、
両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返された。
また、境内を通って物を運ぶこともお許しにならなかった。

そして、人々に教えて言われた。
「こう書いてあるではないか。
 『わたしの家は、すべての国の人の
  祈りの家と呼ばれるべきである。』
 ところが、あなたたちは
 それを強盗の巣にしてしまった。」

  マルコによる福音書11:15-17
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イエスとその一行はエルサレムの神殿を訪れました。

神殿の境内には商売人の出店が立ち並び、大勢の人々が物を売り買いしていました。

それを見たイエスはどうしたのでしょう?

彼は商売人と買い物客を神殿の境内から追い出しました。
その行為には物凄い迫力を伴っていたことでしょう。

それから、両替人の台や鳩を売る者の腰掛けをひっくり返しました。
お金が散らばり落ち台や椅子が転がる音が境内に響き渡ったことでしょう。

イエスはなぜ、このような行動を取ったのでしょう?

彼はここで人々に教えています。
「わたしの家は、すべての国の人の祈りの家と呼ばれるべきである」
「ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にしてしまった」

イエスにとって神殿は自分の家同然でした。彼の父である神の家なのであれば当然そういうことになります。

そして、そこは本来、人々が祈りに来る場所だったのです。

ところが、自分の利益や楽しみのために神殿を利用する者たちが溢れかえり、
本来のあるべき姿からかけ離れた現状をイエスは目の当たりにさせられたのでした。

妥協することも、無視することもイエスはしませんでした。

愛する父の家と愛する民衆の心を守るために彼は奮い立ったのです。


自分の家(家庭)があるべき理想の状態からかけ離れた状態になっているのを目の当たりにしたら、
皆さんはどのような行動を取るのでしょう?


愛しているのなら立ち上がらなければならない時もあるのです。