心を鈍くすれば

過剰な痛みも消える

馴染めない衣装も

なんだかそれなりに感じてゆける



僕は僕をあきらめる



ずっと解離したって

僕は僕と交わることなど

永久に来る日はないのだから

それでいいとさえ思えるのだ



目を細めてみれば

世界は少しだけ美しく見える



たとえその景色に

僕の姿がなかったとしても





目隠しをしてよ

仮面を着けよう

君の目に映る僕は

本当に少し近い偽物の僕だ