本当に大事なものは

通り過ぎて気付くものなのか

あなたの部屋に差し込む

穏やかな陽の光の

今となっては代えがたい清らかさや

手をのばせば振り返る

柔らかなその笑顔の貴さも



あなたが僕のすべてだと

生きるたったひとつの理由だと

そんな愚かさに囚われることを恐れて

奥底にある大切なものを見落とした

すべてが美しく見えたことも忘れて



あなたを失って

初めて気がついたんだ

世界が色をなくすとは

こういうことなのだと

僕は心を失った

あなたの心とともに



飾ることなどなく

あるがままにいればよかった

誰の目も厭うことなく

あなたの手をとればよかった

今となっては

もう遅いけれど