幸せになりたいと願うどこかで

誰かの不在に空いた穴をなぞる

痺れるような痛みに酔っているだけ



誰でもいいと呟くそぶりで

本当に必要なのは一人

誰だっていいわけじゃないと



低い音を重ね合わせて

隙間に忍び込む旋律に深く墜ちてゆく

このまま不覚の午後に眠ればいい



誰だって

いいわけじゃないんだ

君の不在が目蓋に浸みる