読書、になるのかい?


清水玲子「秘密」を読んじゃいました。


先日から読み始めて、最新巻の5巻をさっき読み終えました。


清水玲子さんの漫画は「月の子」を読んでいますが、こちらもなかなか面白いです。





近未来、人の脳から記憶を映像化する「MRIスキャナ」という技術が開発され、


犯罪の捜査に利用されるようになった時代。


警視庁の「MRI捜査」をする部署、通称「第九」が舞台です。





第九が出動するのは凶悪犯罪に限っているので、それは猟奇的な描写がたくさん出てきます。


しかしその事件の先にある人間模様や感情が読み手を引きつけて離しません。


そして、主人公で第九のリーダーでもある薪の抱える秘密と闇。


推理的要素もあるし、最後まで飽きさせない展開にあっという間に引き込まれてしまいました。





猟奇性の高い事件ばかりが登場するのでグロテスクなビジュアルも相当出てくるんですが、


作者の綺麗な絵柄のせいか、眉をしかめながらも緻密な絵画のような感覚で読めてしまいます。


もう一人の主人公である青木と薪のやりとりが実にコミカルで、殺伐としていながらも


それだけにとどまらないところがまた面白いところです。





しかし死後とはいえど自分の見たものが複数の人々の目に晒されるなんて、秘密主義な自分としては耐え難い苦痛です。


まあ、見られて平気な人はいないでしょうけど。


そう考えたらこんな技術が開発されたらどえらい騒動になりそうですよね。





ちなみに薪はちっこくて年齢不詳、中性的とビジュアル的にhydeさんを彷彿とさせます。


あくまで個人的感想なので似ているのか否かは読んだ方の感覚にお任せしますが。





最新巻は先日発売されたばかりなので、続刊が出るまでが長く待ち遠しいものになりそうです。


もっかい読み返すかな。