何もない

何もない真夜中で

何もない海辺に立つ

何もない心で



もうすぐ夏がくる

僕はいつかを忘れる

波の音も遠く

意識は空の果て



風は冴えて

青い月が白い頬を照らす

僕の少年期は終わる

あなたの白い腕に誘われて



これからくる季節を

どうやって乗り越えよう

清い心は失われて

欲望は灼けるよう



白いワンピース

裸足に近いサンダルのあなた

その何もかもが

僕には罪深く