空の隙間

痩せた指でえぐる

遠い場所まで気を飛ばして

僕は全面降伏

一切の抵抗を禁じられる



真夜中の隙間

逃げ込む場所はどこにでも

責めるような眼差しと

のぼせるような熱さで

正体を見失う



白い部屋で

ひとり取り残されて

心だけが透き通る

もう一度だけ

声をきかせて

溺れていくような

あの感覚を

足りない時間を埋めて