今回のサレ妻さんのような事件があると、わたしはどうしてもこの事件を思い出す。
不倫しているひとは、「不倫は心の殺人」という比喩を嘲笑う。
死んでないじゃん。
この事件のひともそうだ。
14歳の時から実父に性的虐待を受け、親族もそれを知っているのに止めることができない。
実父の子どもを生み、実父の嫉妬に苦しめられ、人生を奪われてきた。
すべてを受け入れてくれた恋人さえ許されず。
死んでないけど、このひとの人生を蹂躙してる。
昔、子どもが親を殺す尊属殺は死刑だった。
それがルールだった。
でもね、
原因があって結果がある。
この女性は死刑にならなかったよ。
だからって、この女性の人生、この女性から生まれた子の人生はもう取り戻せない。
死んでないじゃん。
わたし、バカは嫌いなの。