昨日、わたしが会社にかかってくるクレームの電話をほぼひとりで処理しているということを夫に話した。
深刻な話ではなく流れでそういう話しをしたのだが。。。
夫「YOL、仕事つらくない?」
最近はひじょーにヒマですが。。。
肉体労働でもないし。。。
クレーム処理はこの会社よりも最初に勤務した通信会社の方が大変だったし。
まあ、神経使う仕事はあるけどね。
夫「お金のことは俺がどうにかするから、体調が悪いと感じたら仕事は辞めることも考えてみて」
ええっ⁉️
夫は関東にあるSEの派遣会社で働いていて、大きな企業に出入りしていた。
その派遣先で恋愛に悩んだり、2000年問題対応をするうちにメンタルをやられて退職した。
その後しばらくフリーターをしていて、その時代が夫にとっては青春。
ある日義両親が迎えに来て、義家の仕事をするためにこちらに帰って来た。
義兄の改革で大きくなった会社は家族経営では間に合わなくなり、24時間働くことを求められた。
夜中の12時に帰宅して、朝3時に家を出る。
アパートの駐車場に帰って来て部屋まで辿り着けずに車で寝てしまったり、玄関で寝落ちしてしまったり。
シャワーを浴びて着替えたらすぐに仕事。
多忙なアイドルみたいだね
ある日、車で走っていたら、目の前の景色が天地逆転して見えたらしい。
その日、夫は仕事を休んだ。
義兄は夫を罵倒した。
家族だからと、給料は最初5万円だった。
義姉があまりにも酷すぎるとかけあい、アパートを借りられた。それまでは実家の離れに住んでいた。
夫は義家の仕事を辞めた。
夫いわく、完全な他人なら大丈夫だけど、地元の顔見知りとか、中途半端な知人に見られることが異常に怖かったそうだ。昼間はひとの顔がハッキリ見えるので外出できなくなった。
それでアパートに引きこもり、夜中にコンビニで食料を買う。
義両親は何度も訪問したが、夫はけしてドアを開けず、ドアノブに金や食料をかけて帰ったそうだ。
鬱であろうと言うことで、義父が通う病院の院長に頼み往診してもらったことがある(内科)
医師は夫に会えず「ただのボンボンのワガママ」という診断を下した。
この時、親戚も含めて夫のことを責める雰囲気だったと夫は言う。自分は一族の恥晒しだったと。
それは病気ならではの被害妄想のような気がするが。。。
親族は夫に好意的な気がするけどね、わたしが義家に勤めた時、親族のみなさんのゴリ押しすごかったし。。。(夫はいいヤツだから一度お付き合いを考えてみてくれ的なヤツ)
夫はこれではいけないと、夜中に河川敷を歩くとか、地味にリハビリをして、結局義家の仕事に復帰する。
希死念慮はなかったそう。
もしかしたら、わたしと出会った時はくすぶっていたかもしれないけど、わたしは夫を愛していたので、ぶつかっても簡単にはあきらめなかった。
そこはご存知の通り。
もう、サリバン先生がヘレン・ケラーに水をぶっかけながら、ウォーターって絶叫するくらい、愛だろ愛って言い続けてようやく信頼されたという。。。
忙しい両親、兄ばかり優遇される環境で拗れていた自尊心が、妻や子どもができたことで満たされたのだと思う。
だから、モラ期のように、わたしの羽をもぎたいわけではなく、わたしを守りたいと思ってくれているようだ。
夫「YOLの選択を尊重するけど、無理したらダメだよ。自分が思っているより辛いことってあるだろうから。
YOLは確かに鬱になるタイプではないけど、身体に不調は出るからね。笑いながら話さなくていい。
ちゃんと辛いことは辛いって俺に言って」
。。。。。
ありがとうとしか、言えん。
むぎゅ❗️
さ、仕事行く準備しまーす。