4月2日は世界自閉症啓発デー、2日~8日は発達障害啓発週間です。

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障がい福祉に携わるスタッフが、昨年から米国でABAを学ばれ、国内外でABAの実践と教育、研究に精力的に取り組まれている上村裕章先生による「ABA療育メソッド」を学び、実践に活かしています。



 

応用行動分析学「ABA」(Applied Behavior Analysis) とは?
人間の行動を個人と環境の相互作用の枠組みの中で分析し、実社会の諸問題の 解決に応用していく理論と実践の体系のことです。
応用行動分析学の土台には、米国の心理学者スキナー(1904-1990)が創始した、行動分析学という学問が存在します。従来の心理学では、行動を起こす理由をその人自体、つまり個人に求めていたのに対し、行動分析学では人の行動や心の動きは、個人とそれを囲む環境との相互作用によって生じると考えました。
つまり、その人の気持ちや行動の原因を、周囲の環境との関係のなかで考えるというものです。


 

応用行動分析の手法は教育、医療、福祉、看護、リハビリテーションなど幅広い領域で成果を上げ、現在も現場での実践と研究が進んでいます。発達障害の子どもへの療育にも応用が進んでおり、さまざまな成果が報告されています。
現場で実践する中で、ご利用者の「お困りごと」を少しずつ解消し、一人ひとりが楽しく人生を歩むお手伝いを実現するだけでなく、岐阜県内での「応用行動分析学(ABA)」の普及啓発に貢献するために、職員が一丸となってともに「学び」を進めていきます。

 

広報 安藤ニコニコ