ランクル80を普段乗る乗用車として使用する場合

完全オリジナルもいいけれど

多少はリフトアップしてカッコよくして乗りたい

  

でもフラフラとするクロカンマシン的なサスペンションは乗りたくない

ほとんどが舗装の道路なので高速から峠まで

安心してステアリングを切りたいしアクセルも踏みたい

 

そんな訳でショックにはオーリンズをよく選択していた

そのオーリンズが昨年末にメーカー在庫ゼロとなり

事実上の生産終了品となった

 

もちろんオーバーホールなどのアフターは行ってくれるので

問題なく今後も使い続けることができる

  

以前からビルシュタインでも減衰力や長さなどをオーダーして

制作をしていたけれど

この際ランクル80のコイルスプリング別に当社チューニングの

ビルシュタインショックを製作しようとすでにプロジェクトスタート

  

最初はPROTIXの5インチアップから政策を始めて

お客様のハチマルに取り付けられるようになりました

 

カラーはブルー・シルバー・イエローなどがあるけれど

こだわりは無いのでとりあえずブルーでスタート

    

  

  

PROTIX5インチはフロントのバネレートがしっかりしてるので

自由長が単純に長くなっておらずリフトアップ量からすれば短めなのが特徴

  

その自由長と乗り味に合わせた専用ビルシュタインです

  

  

         

 

リアは前期純正ショックよりも50mmほど長いぐらいでベスト

  

     

  

このPROTIX5インチアップはオーリンズでもマッチングが難しいのです

  

でも他のショックではハチマルに乗ろうとサイドステップに乗った瞬間

それだけで車が左右に揺れてしまう

これではスプリングの良い性質は引き出せるわけもなく終わってしまう

 

車庫入れをしようと前後左右に動かすときにも意味もなく揺れる

こんな車を楽しいとは思えない

  

何度もトライして安定感をしっかりと感じるショックが完成

足回りを開発・販売している会社は必ずテストドライバーがいるはず

当社は私自身がテストドライバーなので自分が運転できるかどうか

運転できるというのは私なりの走りをその車でできるかどうか

  

どんな車でも速く走らせるなどという器用さはない

なので足回りのセッティングや完成度にはこだわる事ができる

器用ではないのが良かったと考えられる

 

それでも足回りはタイヤやホイルのオフセットなどが違えば

操縦性も乗り心地も変わってくる

客観的に車を見てもらうために走り好きな人に声をかけて乗りに来てもらう

他の方々の意見も聞いてみたいので最近はよく協力をしてもらっている

  

次回はPRPTIX5インチアップに

フロントのみ30mmのコイルスペーサーを取り付けたハチマルに

私の好みでチューニングしたビルシュタインを取付

  

その次はジオラマサス専用、ダートウエイ2インチサス専用

それが終わればランクル100の2インチアップ専用と

順番で製作して行きます

  

ダートウエイではどんな部品でも製作にあたり考えることは

自社でお客様のランクルを改造す場合

性能が上がる改良としたいということでの部品選択なのですが

その選択肢が無いから製作をする訳で

部品販売ショップではないから製作時の時間やコストに制限は設けません

  

あくまでチューニングショップとしてこれからも頑張っていきます

そのチューニング過程で物理的な構造を勉強して

トラブルに対しての想像力も鍛えられます

それがあるから修理やメンテナンスに役立っていると考えております

 

作業はお待たせする時間は多いですが

会社の方針にご賛同いただいた方に

お越しいただきたいと考えております