毎日色々な方からご相談、問い合わせを頂いております

しかしながら返信するにも限りがあるので大幅に遅れてはいますが

少しずつ返信するようにしております

 

そんな中で圧倒的に多いのがランクル100ディーゼル車の

エンジンチェックランプが点灯するエラーについてです

吸気絞り系統として出てきます

個別に返信するのは難しいのでブログ記事にてまとめてみます

 

該当する箇所はこちらの場所でエンジンオフで弁が閉じるという装置です

 

    

 

ガソリン車のようなスロットルではなく

旧タイプのランクルと違いエンジン停止でもなく

エンジン停止時に振動を抑えることを主としており

エンジン停止は噴射ポンプでのFUELカットとなっています

  

当社では該当する車両は1台しか出ていませんが

VSVはもちろんECUへのアース短絡ハーネスも直接引き直しましたが

変化は無しでした

  

    

 

ECUのリビルトも行いましたが特に変化無しで

エアコンをONにしているとチェックランプが点灯する確率が

圧倒的に多いということでした

 

エラーは出ていませんでしたが

以前にこのユニットを清掃した車両がありました

ブローバイで大変汚れていたので清掃です

   

そのブローバイのオイル分がアクチュエーター内部に入り

負圧による動作不良へとなっているようだと

お客様からの情報がありました

  

   

 

取り外した場所は多くのブローバイからのオイルで

汚れております

 

   

 

洗浄を行い綺麗にして負圧のホースまで交換しての組立です

 

   

 

この弁は機械的、電気的に閉じていないという判断は

直接行われていないということは間違いはないです

 

では残る判断はと言うとこのホースの先にあります

 

  

 

エンジン停止時のインテークパイプ内の圧力が負圧になれば

圧力センサーは電圧を下げるだろうし

エアコンのアイドルアップで少しでもブーストが上がっていれば

電圧値は上がるということからECUで判断をしているだろうと想像出来ます

   

 

圧力センサーの役目はブーストが上がれば燃料を増量させます

実際に増量する幅は少ないので電圧値が上がっても比例して増量はしません

  

また大気圧を読むこともしており

高地などでは圧力が低いと判断して燃料は控えめになります

  

そんな切り替え部と圧力センサーは並んでいます

 

   

 

ではここで読まれると言うことは

負圧によるアクチュエーターの動きが実際に行われていない

機械的エラーが出ている場合、アイドルアップ時は電圧値が高くなるので

シャッターが閉まって負圧が発生するかも知れない電圧値とは

逆の方に数値が発生するからでしょう

 

その電圧値変化を読んで吸気絞り弁が動いていないという

判断からチェックランプが点灯する公算が大きいと考えます

 

電圧値変化なのでeマネージを取り付けて

アクセル開度0%時のアイドルアップ回転までの電圧値を下げておけば

ベンチェリーはそのままでもエラーは出ないでしょうし

 

ベンチェリーASSYを交換して100%動くようにしておけば

当分の間は問題は無いでしょう

  

機械的に正常な動きとすならベンチェリーASSY交換となりますが

しかしまた同じ事が起きる可能性もあるのと

100%すべてが絞り弁の動き不良だとも言い切れるデータは無いので

電圧値のコントロールをしてやれば問題はクリアできるのではと

考えております

  

当社でこの症状は1台のみなので

エアコンをオフにしてからエンジンを停止すれば

チェックランプは付かないのでそのような使い方とすることで

お客様は問題発生を防いでいます

 

私が思うには上記のような方法で対策を行えば

チェックランプは点灯すること無くに乗れるはずでしょう

対策のやり方はぞれあるかとは思いますので

色々と考えてやってみてくださいませ