185サーフの試走中に小雨が降っていてワイパーを動かすとスジが入り

前が見えにくくなるという症状

路面的には走れる雨でも前方視界が悪ければ

危険を感じてしまい走りたい気持ちは消えてなくなる

  

油膜が原因だと思ってアセトン、シンナー、シリコンオフ、パーツクリーナーなど

会社内にあるものでなんとかならないかと思っていた

 

フロントガラスと言えば全塗装やフィルム貼りで

いつもお世話になっている大倉ガラスさんに相談

すると隣町と言うこともあるんだけれど様子を見に来てくれて

油膜の落とし方などについて教えてくれた

  

車を仕上げるには自社だけではすべてのカテゴリーをカバーする事は不可能で

専門職がそれぞれにありそんな人たちの力を借りて車は完成度を上げていく

  

わざわざ来てくれるのはお金では無い

少しでも車を良くしたいとそれぞれに思う共通点があるからだと思う

 

まずはそのまま水をかけてみる

フッ素系の撥水剤を塗っているとのことでこのような状態だった

  

    

 

ワイパーをすれば油膜は出来るのでとりあえず表面をすべて落としたい

自動車ガラス会社はフィルム貼りの下処理に油膜取りで綺麗にしてから

フィルムを貼っているらしい、さすがはプロだ

その油膜を取る魔法のような液体を少しの部分で軽く10回ほど擦ってみる

  

   

 

水で洗い流すとその部分だけ油膜が取れていた

  

  

 

もう少し大きな面積に塗りつけてみた

  

   

 

同じように水をかけてみると

またまた綺麗になった

  

   

 

残った助手席側に油膜取りを付けて軽く塗りつけてみる

上段は何度か擦り、下段は塗りつけただけなので

下段にはワイパーのスジが浮き上がっている

これこそ走りを妨げる油膜の元

  

   

 

何度か擦るとこの油膜も取れたので水をかけて洗浄してみて

左右の状態を比較する

 

   

 

続いて残りの半分の運転席側も油膜を取り洗浄する

一見拭き取ったように見えるけれど水で流したままの状態

 

     

  

もう一度水をかけて写真を撮ると

ガラス中央部に水が流れているスジが見える

 

   

 

ガラスの下段中央部にも水が流れ落ちている段差がある

 

   

 

この状況でタオルで拭き上げてスーパーレインXを施工

ワイパーゴムは最近交換したばかりとのことだったので

油膜取りでガラスと同じように擦り落として再使用した

  

塗装と同じように考えると撥水剤の下処理は

手間をかけるほど綺麗になり水を弾いてくれるはず

  

ガラスのプロに分けてもらった専用の油膜取りは

スポンジの固めのようなもので擦るだけでポリッシャー等は使わない

手で全体ムラが無いように擦り落とすことで油膜は上記のように落とせる

  

これで全天候型夜間ハイピッチドライブが可能なサーフへと変身です