185サーフのステアリングラックのブュシュを

ジュラコンブッシュで製作してギアボックスが動かないように固定する

そのためには位置関係の検証と

新品状態のブッシュの形状と遊びを検討する必要がある

 

まずは取り付けてみる

車両右側のメンバーから出ているボルトが長いので

ブッシュ交換時はずらすだけでの交換は難しいように思う

 

      

  

メンバーに上からと後ろからいつもと同じように固定する

 

    

 

見たかったのはラックの位置関係で写真撮影と寸法を計測する

 

   

  

またも車両から取り外して今度は純正ブッシュの強度と形状を検討する

  

   

 

太いブッシュは後方からプーリー抜きで押していくと簡単に抜けた

  

   

 

それもそのはずで、いざ取り外してみれば

隙間だらけでラックの枠に当たる出ている部分は

少し太いけれど対角の2箇所しか無い

 

   

 

続いて真上からボルトを貫通させるブュシュ小側

ランクル100前期と似ているけれど寸法は違うので使えない

  

    

 

こちらもビックリするほど隙間が多い

当たる部分は限られており新品の状態でも

ステアリングを左右に揺るとラックは動いているだろう

  

   

 

この2箇所をジュラコンブッシュで製作すれば

ギアボックスは完全に固定されるので

ステアリングレスポンスは向上するだろう

 

太いタイヤでワダチに取られるのはある程度仕方ないにしても

ステアリングの応答が100%カッチリすると

ステアリングの遅れも無くなるし

修正舵角の修正という無意味な操作もしなくて良い

  

これはワインディングはもちろんコーナーが2つ以上続くような場所なら

車の切り返すタイミングも思い通りになり

スポードコントロールさえ出来ていればインから離れること無く

狙ったラインを走れるはず

  

もちろんスプリングやショックという基本的なサスペンションの

セッティングが一番重要だけども

どんなサスペンションに交換してもステアリングギアボックスが勝手に左右に動けば

サスペンションを交換しても性能は出し尽くせない

  

このブッシュを見て絶対に製作しないと駄目だなと思ったのでした

もちろん純正のままでも走れるので、多くの人が取り付けるものでは無い

ラックが動かず固定を求めるごく一部の人が喜びを共有出来ればそれで良い

本来チューニングパーツとはそんなものであったはず

最近そんなことを良く思うのです

  

ジュラコンブッシュ製作へと続きます