130サーフのエンジンが走行中に止まってしまい

エンジンがかからなくなり初爆さえも無いトラブル

  

ノズルでインジェクションパイプを緩めて燃料の吹き出しが

どうも少ないように見えたので

噴射量を確認する事が一番重要で素早い結果がでるはず

そのためには噴射ポンプを取り外すしかない

  

   

  

取り外した噴射ポンプ

内部の機械部分の摩耗、センサーやスピルバルブの不調も考えられる

 

     

  

6気筒を見慣れているので4気筒は新鮮なカタチに見える

後部の真上にある円柱状のものが燃料の噴射終了を決めるスピルバルブ

  

ちなみにランクル70や80のような機械式噴射ポンプの場合は

燃料噴射終了はスピルリングという部分で

噴射されている燃料の圧力を抜くことで噴射終了となる

     

   

  

このスピルバルブは不調になることがあり

エンジンがかからない、アクセル一定なのに走りがギクシャクする

など不調になると噴射量が一定にならなかったり噴射しなかったりする

  

今回はこの状態のままでテストが出来るDENSOで噴射量を測定

やはり噴射量がまったく足りずに1000回転時でも少ししか出ていない

スターターを回すぐらいの回転では始動不可能な噴射量だった

  

始動時ような低回転での燃料不足となれば

ポンプ内部のフィードポンプやケースなどの摩耗も

大いに関係してくるのでこの際DENSOリビルト品に交換する事にする

 

DENSOリビルト品は弱点は交換されてくるので安心

洗浄だけで綺麗になったケースなどではまたトラブルの種になるし

スピルバブルやセンサー類なども高価になるので安価なリビルト品は

出来るはずが無いので当社では使用していない

   

ポンプの到着までにツメが折れていた各カプラを手配することにする

まずはポンプの回転信号をECUに伝えるNEセンサー

  

今まで折れていてよく抜けなかったものだと感心

  

    

 

パーツクリーナーで吹いて品番の刻印を探す

  

    

  

無事に刻印部を発見

  

    

 

IKZエンジンの脱着時にすぐに折れる最大の場所は

補正抵抗のカプラー

  

   

  

1ヶしか割れなかったけれど2個あるので

この際2個共に注文することにした     

    

それからブローバイが吹き出していた正圧ホースや

圧力センサーまでのフィルター、怪しかったFUELフィルターと

レベルセンサーやFUELホースなども交換しておく

 

走行中のエンジン停止は非常に恐いことなので

当分の間は起こらぬように噴射ポンプの周囲も固めておくことにする