ランクル100のAHCが走行中に急に下がり
タイヤとフェンダー内が干渉して走れなくなった
エンジンをかけ直すと車高が上がるけれど
上がったり下がったりと動きを繰り返すとお客様から相談の電話が入る
そんなランクル100が車両故障車として損保のロードカーサービスで搬送されてきた
お客様から相談があった際に任意保険証書に書かれている
ロードサービスに電話して運べるかどうか聞いた方が良いですよと伝えていたら
それなりの遠方だけどOKだったらしくてキャリアカーで運ばれてきた
ロードサービスの受け取り書を確認するとなんと4時間20分高速で走って来ている
事故だけでは無く急な故障の際にも役に立つ任意保険のロードカーサービスはありがたい
まずはフロントショックから取り外し
上部マウントのナットが錆びて固い
それでもフロントは目の前で作業が出来るのでなんとか取り外し完了
リアのショックを見ているとこちらは非常に厳しそう
AHCのパイピングを取り外してナットに潤滑剤を
たっぷりと吹き付けて一晩寝かせてからから作業
それでもナットは回らない
仕方なくサンダーを入れてナットの下を強引に切断
AHC車であってもオイル分は漏れてこないので
ステムはサビ放題だしナットネジ部も錆びて固着
なかなか切断が出来ないのでナットを切りながら最後で切断
普段はすぐに取り外せるトーションバーアンカーブラケット
今回はいくら叩こうともピクリともしないので
さらに1日潤滑剤をたっぷりと入れて寝かすことにする
AHCの修理は費用も高く、新品にすべて交換しても操縦性は上がらない
それなら今回の故障のタイミングでAHCダンパーを取り外して
通常の2インチアップサスペンションと社外ダンパーに交換する事にする
続く