災害で家族や恋人、友人を亡くすのはとても辛いこと

その個人の辛いことをドラマ化しているような報道が多い

悲惨さを伝えるには映像で十分であり個人の感情を取り上げすぎる状況は報道なのか

  

災害の検証なら堤防が崩れた説明よりも

どんな場所に豪雨の雨雲が発生したとか

南に平野がありどのぐらいの高さの山があれば

山の南斜面で多く雨雲が発生する条件を検証する方が今後の参考になる

 

専門家の話を聞くなら浸水したメカニズムよりも

地理と地形と雨雲との関係や

崖崩れや土石流の危険性エリアマップをこれから起きる災害のために解説して欲しい

 

避難勧告、避難指示へと発表されたら

このエリアは本当に危険だと自分で認識していなければ避難するタイミングも

避難する事も遅れてしまうことになる

 

地震や津波の予想される情報は出ているけれど

これだけ毎年のように集中豪雨で甚大な被害が出ていることを考えれば

それぞれ自分が住んでいる場所がどんな風に危険があるのか

予測するような前向きな報道や検証であって欲しい

 

大災害で大人数が亡くなることは大変悲しいことだけど

日本国内では毎日事故や事件で家族や恋人の命は失われている

すべての人にとって命の大きさや想いはとても大きなもの

命の痛みや大きさはすべての人に平等であるはず

  

もちろん助け合うことは大切なこと

そればかりをドラマしている記事やニュースがあるとすればそれは報道ではない

わざとらしい水の跡や土砂の跡の中継をして

悲しみに暮れる人を取り上げるのなら

製作する放送局は視聴者を軽く見過ぎているとしか思えない

  

違和感や疑問を持つ人がいない限り将来も変わらない

明日起こるかも知れない災害に向き合うことで

結果的に多くの命を救えるかも知れない

それも大切な防災だと考える