停止中にステアリングを左右に切るとゴトンとかガクンと音がする

振動も感じるので少し気になるのし点検していく

走行は12万キロ台のランクル100

  

ラック本体の動きはない

ラックエンドやタイロッドエンドにもガタはない

   

ステアリングシャフトを持ちステアリングを切ると振動する

足元のジョイント部が一番振動が大きくてガタンと何かを乗り越えるときのような

動きが目視でも確認できる

  

  

 

ステアリングシャフトを切り離して部分的に点検していく

どうやら室内らしい

  

 

    

  

カバー類を取外してステアリングコラムの真下を手で押さえながら動かすけれど

まったく振動は感じない

  

   

  

ただし消去法から考えていくとステアリングに近い部分のシャフトが一番怪しい

となればチルトステアリング部には何らかのジョイントがあるはず

この中じゃないのかなと見ていた

  

    

  

修理書を見ればシャフト全体をコラムごと取り外して

分解していくとなっている

となれば十分な部品を用意しておかないと車が動かなくなる

それも困るのでチルト部の中をよく覗いてみる

  

線状の凹みのように見えるボールのような形をしている部分が気になる

おそらくここでステアリング側とチルト後のメインのステアリングシャフト側が

つながっているのだろう、今まで見たことがないのであくまで想像

  

   

  

この中はほとんど見えなくてチルトを下げて上から見たら

隙間があり中が見える程度で全容がつかめない

全部を取外して摩耗部を発見して交換すれば完全に直るだろう

  

それには事前に部品を揃えておかないと大変なことになる

現状ではガレージ内での部品待ちは許されないほどいっぱいなので

まずは取外した部品を再度組み付けてひとまず元通りにする

  

今回の点検で交換対象が分かったので部品が用意できるまで

お客さまに乗っていてもらうことにする

たくさんランクル100のお客さまもいるけれど

この部分の異音や振動は初めてのトラブル

正しくは気になった初めてのランクル100となりました