当社で初めての車検でのお預かり
さてどんな状態なのか
なぜかキャリパーだけがサビがひどい
サビも多いけれどパッドグリスも多い
ランクル100独特のプレートを外してみると
種類の違うグリスがたっぷりと塗ってあった
普通ならピストンの方には塗りすぎだと思うけれど
ブーツもグリスの塗りすぎからくる伸びて切れかかっているので
水が混入しないようにグリスを塗るしか無いという選択なんだろう
ピストンの動きは悪くないのでこのままグリスを塗って取付
キャリパーのオーバーホースをした後なら最低限のグリスのみで大丈夫なので
その後、ブーツの耐久性を上げるしかない
サビが多いのはリアも同じでブリーダプラグがまずは回らないほど固かった
錆びているなと思ったので全部抜いて超細めのピッチの専用タップでねじ切りを行った後
清掃して新品のブリーダプラグに交換した
緩めたぐらいではフルードは抜けないほど錆びていた
スタビのクッションゴムは弱いので前後とも交換
よくあるドライブシャフトのインナー側からはグリスが飛び散り始めていたので
純正を取り外して強化ブーツバンドに交換した
パワーウインドウの動きが悪いのでガラスランとゴムのモールを交換しようと内張りを外す
この状態でも速度は変わらず
内側からの押えの抵抗は関係ないと言うことだった
外側の水切りモールは一番上に上がった頃じゃないと押えの力は出ないような位置関係
と言うことで今回の車両には直接的な抵抗はガラスランだけと判断して交換
中期のサブコン付きのエンジンは実に加速が良くなる
前期と比べて変化度は大きい
大パワーと言うよりも高いギアでも加速するトルクが発生
4200ccのターボエンジンだと思わせるように変身
重量を感じさせないランクルです