今年の夏はいつもより早く鳴き始めたセミたち

ガレージには多くのセミがやってくる

   

フロアに裏返ったり、窓のサッシ溝に入って動けなる彼ら達

サッシのレールに入ったセミは手に取ろうとすれば最後の力で暴れる

ちょっと待った!敵じゃないよと、喋りながら手で持つ

向かう先は会社玄関の鉢の上

   

歩きながら「お疲れさんやったな、またね」と声をかける

背中を指で擦ると鳴き始めるセミもいる

体の特徴からかアリが集団で来て持ち帰ることはない

静かにそのままの姿で一生を終えるセミたち

   

これは会社南側のブロックで飛び立った抜け殻を今朝発見

             
四駆ショップdirtway      「日々のアルバム」-2010081701
   

   

毎年恒例の真夏の行事のようになってきた

自然の掟とはいえあまりにも短い一生

動物も植物も自分たちの子孫を残し、種を守るために生まれて来てる

人間もたぶん同じだろう

他の動物は天敵から身を守りながら一生を終える

人間の天敵は皮肉なことに、一番は人間

   

多分、手を抜くこと無く最後まで頑張ってるセミたち

メスが見つかってからも鳴くのかな?

最期ぐらい少し手加減をして、生まれた木の下で休めば良いのにと思うほど

    

ダートウエイを鳴き納めの場所として選んでくれたなら、最期は花の下で眠りにつける

しっかりと見届けたい最期の時

忙しくてもこれだけは毎年仕事を中断しても出来る

これも縁だなきっと