すごく流行った時期のハイラックスサーフ
エンジンのかかりがものすごく悪い
症状からたぶん噴射ポンプと思われる
十中八九間違いない
でも、20年近くなるエンジンだから確認は必要だと思った
エンジンコンピューターの中古を安く入手したけど症状はまったく変化無し
次にエンジンの圧縮比を測ることにした
燃料の噴射ノズルを改造したものを取り付け、メーターを取り付ける
右側が真ん中に穴が開く計測用の噴射ノズル
手間はかかるけど少しの可能性があるなら、チェックしておきたい
お客様からすると噴射ポンプのオーバーホールをして欲しいのではなく
エンジンがかからないトラブルを修理してほしいのである
だから慎重に原因となりえる箇所を検査する
久しぶりに計測する圧縮比
心配した圧縮比はなんと33以上あり(ガソリンエンジンの3倍強)
センサーもハーネスも確認したから
これで迷うことなく噴射ポンプのオーバーホールに進むことができる
お客さまに、オーバーホールしたけど原因は他にありました・・・ なんて言えるはずがない
多分、そうだろうとか、そう言う判断はプロじゃない
考えられる可能性があるなら調査する
明確な症状があるのだから、きっと悪い場所があるはず
安易な答えを導き出す事は避けたいもの
その分、時間はかかったけれど修理後は安心してこのサーフに乗れるはず
修理した後の不安も出来れば取り除いてあげたい
もうあと少し、頑張ろう!