車高がノーマル(標準車)のランクル100を預かって走行チェックをしてみるけど
サスペンションがイマイチしっくりこない
軽い強化でノーマルに近いサスなのに乗り心地が悪く、車庫入れの時の段差までガツンと伝わる
でも、走行中の動きは頼りない
いったいなんだ??
仕様は社外トーションバー、社外スタビライザー、市販品のビルシュタインショック
頼りない走りをシャキッとするため、リアサスを車高が変わらないような強化スプリングに交換する事にした
その作業中にいつもとは違う状態に遭遇
スタビライザーのシャーシ側のリンクを外してもスタビ本体が動かない
ん、ん? なぜ固いのだろうと手で上下に動かすけど動かない
固いことはあっても、コレはちょっと異常
ホーシング側のブラケットを止めてあるボルトを外してみた
ウレタンブッシュにかぶせてホーシングに止めてある構造のブラケット
このブラケット、ウレタンブッシュから何とか外したけど、今後はウレタンブッシュにかぶせられない
ハンマーでガンガン叩いて入れる状態だった
もちろんそうなれば、丸い穴の中を通るスタビライザーが、通常よりウレタンブッシュで固められる
柔道で言えば縦&横四方固めと言ったところ
ピッチリとしたクリアランスで動かなくてイイ場所なら全然OK
しかしホーシングは上下には動くのがサスペンションの仕組み
ウレタンブッシュの真ん中にグリスをやればいいと思ったけど
グリスが無くなれば動かなくなるので、今回はゴムブッシュに交換した
ゴムブッシュは耐久力に劣るだろうが、サスペンションの動きを最優先させた
すると乗り心地が大幅に向上
強いバネレートのリアサスに交換したのに、不自然なつっぱり感が無くなり乗り心地が向上したと感じる
もちろん、リアサス強化の固さも感じ取れる、しかし心地よい固さで体的に違和感はない
コーナーや、車線変更時などにはリアスプリングの効果はバッチリ体感出来る
スタビライザーのブッシュがそのままだったら・・
こんな風にイイ感じでならなかったかもしれない
サスペンションの剛性アップは、しっかりとしたスプリングとそれに合ったショックアブソーバー
まずはココが大事であるから、僕はあまりスタビラーザーは勧めていない
試走の大切さ&小さな部品でも確実にチェックする事、やはり怠らないようにすべき
納期優先ではなく、車の状態を最優先がイイ
まだですかー?の問い合わせにたまに負けそうになるけど
負けないでもう少し♪