高知のお客様からの突然の電話

どこか元気がない

どうしたんだろう?

   

今日は高松に遊びに来てるんだけど高速道路の上でエンジンが止まってしまい

近くのディーラーまで運んでもらいましたとの事

でもそのディーラーは細かくと深く見もせずに←少なくともお客様側から見たらそう見えます

『エンジンは駄目でエンジンを載せ替えないといけません

でももう古いから車を処分したらどうですか?

抹消するにはこんな書類が必要ですと言われてます』と言われました・・

それいつの話? そう訪ねたら、

今さっきの話で今もディーラーから電話しています とのお返事

だからお金より何より廃車を宣告されたショックでいっぱいの様子

それでなんとか助けてもらえないだろうかとの電話だったと分かる

   

その方も高知まで帰らないといけないのでじゃあ車を預けてJRか何かで帰りよ~って言って電話を切る

あいにく日曜日で僕も忙しく、知り合いの業者に電話したらそんな事だったら代わりに行ってあげるとの事

無事に昨日中に車がダートウエイに届きました

急な電話なのにすぐに香川まで走ってくれたその会社の若いスタッフ

君にはきっと良いことがあるでしょう!

   

問題のエンジン、改造している訳でもなく普通のエンジン

でも一番大切なチェーンと言う部品が切れたり延びたりして問題になってるエンジン

確かに修理するよりもエンジン載せ替えが安心できるし結果的に一難安かろうが、

年式による査定価値がエンジンの価格より安かろうが、

選ぶのも考えるのもお客様次第のはず

価格的な事実はディーラーともなればすぐに分かっているのかもしれない

でも、愛着のあるお客様の車なんだからちゃんと説明しろよ!

自動車業界で働く多くの関係者は車を金属の固まりのただの機械と見ている

でも車を大切に乗ってるオーナーは思い入れ深いモノ

デートを重ねたかもしれないし

子供を海や山に遊びに連れて行ったかもしれないし

それぞれにいい思い出がいっぱい詰まってるはず・・

売り手側とオーナーとの意識のずれは大きくかけ離れている

もちろんすべての車の持ち主が思い入れはない

ただの交通手段かもしれないし

ディーラーもすべての人が冷たい対応でもない

それぞれに違う価値観は存在する

でもやはりお客様の真意を聞こうと努力せずに

結果だけを事務的に伝えるのは間違ってる

夢を売ったのだから最後まで夢を壊すな!

ディーラーは車と言うモノを売ってるけど、オーナーは夢を買ってるんだから

  

何も車だけに限ったことでは無い

恋愛に例えると、相手がもう古くなったから新しい人が良いと思うかな?

長く想い続けた愛情ならそう簡単に乗り変えることなんか出来ないはず・・

と言うか絶対に出来ない

これだと思った気持ちでも年齢と共にどんどん差が開いて行くことだってある

そのときは自然と一緒に居られなくなる

でも考えて悩んでからやっと別れという答えを出すはずだ

車も一緒で、愛情がある限り乗り続けたいものなんだ

ディーラーさんにはもっとソフトな面までフォローする義務はあるのと違うかな?

せめて夢を奪ったり壊したりする事はやめて欲しい・・