kyohou


今夜は山梨県のお土産の巨峰をいただき一緒に食べてた

ちなみに僕はぶどう=巨峰で、他の品種は全く興味がなく巨峰以外はぶどうとは思わないタイプ

巨峰との出会いは古く高校の修学旅行で立ち寄った山梨でのドライブイン(今で言う道の駅)

バスで富士五湖から長野の鬼押し出しまで向かう途中の休憩ポイントでの話

秋だったから大きな巨峰に一目惚れして買ってバスの中で食べ始めた

感動するぐらい甘かった事でバスの中の光景が今でも脳裏に焼き付いている

   

その巨峰をパクパク食べ始めたら彼女たちに言われた

「あの~、皮むかないんですか」

「なんで?」

僕は巨峰は全部食べる主義だし皮と実の間が美味しいと思ってる

ちなみに左手の彼女は生まれも育ちも千葉県で右手の彼女は群馬県の女性

「普通ぶどうは一つ一つ皮をむいて食べますよ・・・」

「徳島では聞いたことも見たこともないよー だいたい裸にされた巨峰を見るのは初めてだわ」

とたんに彼女たちに大受け! 涙が出るほど笑われる~

ちなみに皮をむくとこの写真のようになる

なんかすっごい不自然で巨峰らしさがないぞ?

四国と関東では全然違うと肌で感じた

いちいち皮をむいてたら食べる個数が減るじゃないか・・・

    

さらに・・・

店にあったみかんを一緒に食べた

当然外の黄色い皮はむくのは同じ

徳島の女の子はみかんの実の周りの房は残す人が多いからそれが女性だと信じてた

そうしたら彼女たちは少し白い筋を取っただけで房まで全部パクリ!

これには僕が驚いた

彼女たちに言わせると房を残すのは食べ方が綺麗じゃないそうだ

確かにそうだけどみかんの房は食べるものだという女性を見たのがあまりにも新鮮に感じた

    

最後にさんまの焼き魚に話題が移る

骨取りますよね? と聞かれる

頭としっぽ意外は全部食べるのがサンマちゃうの?

これまた大受け!(笑)

サンマの骨を食べるなんて聞いたことがないらしい

僕からするとサンマの骨を取り外すなんて、カルシュウム不足になりそうだよ

母親からは骨まで食べるのがサンマだと教わったので家に電話して聞く

すると母親は「歯が良い人は骨まで食べるだろう」

歯の問題じゃなくて普通はどうなん?て聞くと普通は食べるとの事

「入れ歯の人は無理かも」ってひつこく言われる

70歳を過ぎるとなによりまず歯の心配が一番らしい

    

ほんの600kmちょっと離れるだけで大きく変わる食文化

お互いに???が頭の中をいっぱい駆けめぐり笑いと涙したひととき

    

それに加えて彼女たちの向上心と誰よりも人間らしい考えを聞く事の出来た時間だった

毎年のようにある出会いと別れ

自分の進む道を一生懸命に探す彼女たち

人間生きてる限り勉強で目標に向かって突き進むのが魅力ある人だよと伝え、

立ち止まるときは人間終わる時だと言ったけど、

一方でずっと身近で成長を見続けたいと思う気持ちもある

成長して巣立って行く事は嬉しいことだけど、

今までの努力を多少なりとも知ってるからそれを思い出したら涙が出てくるじゃないか・・・

こんな純粋なこころを持つ人間がまだ今の日本にいることが嬉しい

これから彼女たちに幸せがいっぱい降り注ぐように自転車での帰り道

東の夜空にひかり輝くシリウスに願った

だから来年からは良い事がいっぱいあるぞ

頑張れ~