真っ暗な田んぼの中に湧き水のごとく流れる用水

両岸はコンクリートだけど用水には草が生える

静かな夜にシャラシャラと水の音

    

雲の晴れ間に出た月の明かりで小山の森がぼんやり見える

まるでトトロの森のようだ

その森の真ん中ぐらいの高さまで頑張る彼ら達がいる

   

足元にもいる

車にも止まる

その辺を飛び交う彼らの姿

短い一生を見届けた気がした

時間じゃないのかも知れない

休んだり遊んだりする間もなく過ごす人生

子孫を守るためだけに生まれてくる?

小さい彼らは四季を越せないのかもしれないな・・

     

やわらかくて優しい光

幻想的な風景でこころ癒される

短い時間だったけどのんびりとした時間のように感じた

   

感動物のアニメはこんな場所で作られているのだろうか?

いや、こんな場所で作られるべきだと勝手に考える

この時間を何かの形に変えて人に伝えられるなら

例えそれがアニメでも立派な芸術であろう