匿名掲示板「2ちゃんねる」で8月末、提供されていた有料サービス「2ちゃんねるビューア」の会員情報や書き込み履歴などが流出した問題。クレジットカードなどの個人情報のほかにも、匿名のつもりで吐いた暴言の発言者が特定される例が続出し、一部で深刻な人間不信を招いている。流出という事態は、どんな「闇」を照らし出したのか。

 「僕は2ch上において暴言や誹謗(ひぼう)中傷を多数行っておりました」

 ある人気ライトノベル作家は8月27日、公式サイトに謝罪文を掲げた。匿名で同業作家らに対して「虚言癖持ち」「見栄を張るためだけに嘘をつき続ける人間」などの中傷を書き込んでいたことが、流出情報により明らかになったためだ。

 ◆自業自得なのか

 当然ながら、ネットでは猛批判を浴びて炎上。「完全に自業自得。今回みたいな希少すぎる偶然がなければこいつはずっとクズ行為を続けてたんだよ」(2ちゃんねる)と糾弾が続く中で、「太宰治が現代にいたら同じようなことしてたんじゃね」(同)と、やや同情的な意見も。中傷の対象となった作家自身はツイッターで「別に悪く思っていないし、過ぎたことです」と発言し、“大人の対応”を見せている。

 他にも、2ちゃんねるの書き込みをまとめていた人気サイトの管理人は、当の2ちゃんねるで差別語や卑語を並べる「荒らし」行為を常習的に行っていたことが発覚し、サイト閉鎖に追い込まれた。有名企業や官庁、学校などのメールアドレスも多数見つかっており、それらの登録者の発言を割り出そうとする動きも盛んで、騒動は当分の間続きそうだ。

 個人情報のネット流出はもはや珍しくないが、今回の事件が特異なのは、利用者の実名や住所、クレジットカード番号などと、2ちゃんねるの書き込み履歴が照応可能な形で流出したことだ。流出した書き込み履歴は約1カ月分にすぎないが、人によってはカード情報の流出よりも被害が大きいかもしれない。

 流出被害者が善後策を話し合う掲示板では「性癖が個人情報とともに流出した…どうしよう」「社会的に失うものはそれなりにあるよ。この年までいろいろ努力して築いてきたものが。それを自分の不注意と悪意のある人間によってダメにした」「今更後悔してもしきれない、もう二度とネットに変なことは書かない」といった、後悔と怨嗟(えんさ)の声に満ちている。

 ◆同調圧力への反発?

 2ちゃんねるは開設当初から「便所の落書き」とも呼ばれ、あらゆる意見が匿名で自由に投稿できることで人気を集めてきた。最近のツイッターの炎上事件での投稿者批判にみられるように、日本では世間の規範から逸脱した者への社会的制裁は厳しい。日本のネットは国際的に見ても匿名志向が強いとされるが、それは実社会の同調圧力の強さへの反作用とする見方も成り立つだろう。

 「書き込みが結構面白くて、好きだった住人が、別の板の特定のスレでは執拗(しつよう)な荒らしをしていたのは引いたわ…人間の心の闇を垣間見た気がして」(2ちゃんねる)

 今回の流出が突きつけたのは、ネット上に完全な匿名は存在しないという事実の確認はもちろん、人間が匿名を許された場合にどう振る舞うか、それが露見した場合にどんな社会的制裁が降りかかるかという、あまり愉快でない現実だった。(磨)

 【用語解説】2ちゃんねる IT実業家の「ひろゆき」こと西村博之氏が、平成11年に開設したインターネット掲示板。政治、経済からマイナーな趣味まで、幅広い分野で匿名での自由な書き込みが行われ、短期間で日本最大級の掲示板に成長した。一方で、中傷や犯罪予告などの問題も発生している。西村氏は21年、ブログで2ちゃんねるをシンガポール企業に売却したことを発表した。

yahooニュース中国のiPad下請け工場、最大25%の賃金引き上げ

CNN.co.jp 2月19日(日)11時51分配信

(CNN) 米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad(アイパッド)」などの製造を請け負う台湾企業フォックスコン(富士康)は18日、中国・深センにある同社工場の従業員の賃金を16~25%引き上げると発表した。

発表によると、試用期間を終えた組み立て作業員の賃金は1カ月当たり2200~2500人民元(約2万7700~3万1500円)となり、当局が定める1500人民元の最低賃金を大きく上回る。

同社はさらに、中国各地の工場で残業時間の削減を図る方針を明らかにした。

米電子メーカーなどの製造拠点となっている中国の工場をめぐっては、劣悪な労働環境を指摘する声が高まっている。特にアップルの主要発注先であるフォックスコンは、自殺者の続出や爆発事故などが報じられて批判の的となっていた。

こうした事態を受け、中立機関の公正労働協会(FLA)が深セン工場に監査団を派遣している

yahooニュース松井秀、オープン戦初打点=岩村1号、上原はセーブ-米大リーグ

【テンピ(米アリゾナ州)時事】米大リーグのオープン戦は14日、各地で行われ、エンゼルスの松井秀はカブス戦に4番指名打者で出場して3打数1安打1打点だった。打点は5試合目で初めて。カブスの福留は1番右翼で3打数無安打。
 パイレーツの岩村はヤンキース戦に2番二塁で出場し、サバシアからオープン戦1号のソロ本塁打を放つなど2打数1安打1打点。オリオールズの上原はフィリーズ戦で1点リードの九回に登板し、この回を1安打無失点で初セーブを挙げた。メッツの五十嵐はマーリンズ戦に5番手で投げ、1回を1安打無失点。
 ブレーブスの川上はアストロズ戦に先発し、3回3分の2を投げて8安打6失点(自責点3)で黒星。2番二塁で出場したアストロズの松井稼は川上から二塁打を放つなど3打数1安打1打点。ドジャースの黒田はレンジャーズ戦で先発し、3回を投げ2安打2失点(自責点0)だった。