パニック | きっかけは彼女

パニック

彼女を見かけなくなって数ヶ月経った。

当時の俺は何を考えていたのだろう…

時々思い出すことはあっても、特に気にすることはなかった。


そんなある日のこと、クラスで自主トレをする機会があった。

いつものようにテニスコートに集まり、俺は金網の外側に位置する。

いわゆる観客席が俺のいつもの場所。


思えばこの時から何かが変わり始めていた。

いつものように自主トレをしていると、俺に誰かが近づいてきた。

髪の毛が緑色でツインテールの女の子キャラだった。


俺の隣でドキドキとかべーっだ!という感じのエモーションを出してくる。


俺はその突然の出来事と初対面の女の子がそういう事をしてくる事に対して

気分が悪くなり、気持ち悪くなってその子に対して暴言を吐いてしまった。


俺「こっちにくるな!」


そして俺は逃げるように場所移動。

すると誰かがこう叫んだ。


「追いかけて!」


友達の本条君だった。

おいおい、何を言ってるんだ…

しかもその女の子は忠実に守って行動をする。


俺は走り回る事になった。



周りからは、「ついにセラ君にも恋人が!?」

などとひやかされ、その場の俺になすすべは無かった。


この頃、空前のネット恋愛ブーム。

次から次へとカップルができていった。

俺が冷やかされるのも無理はない話だった。


名前が名前なので、

やっぱりそういうネットゲームなの?

と思われるかもしれない。


ていうか他のネットフレンドに言われた。


とにかく、裏で糸を引いていたのは友達の本条君で、

俺に桃太郎電鉄並のキングボンビーが憑いてしまったこと。

それが俺にとっての事件だった。


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