昨晩の飲み過ぎのせいで今朝起きた時にはまだ頭がグラグラしていた。
ホステルのカフェで昨日と同じ朝食をとり、体調の回復を図ってから、再びお土産を求めて通りに繰り出した。
しかしタイの時間のルーズさは半端ではない。10時オープンと書いてある店の9割は10時きっかりにはオープンしない。前日予定以上にお金を使ってしまったので、money exchangeで現金を引き出した。ちなみにタイのmoney exchangeではクレジットカード払いが出来る。つまりクレジットカードでタイの現金を買う感じ。すごく違和感があるけど、クレジットカードをほとんどの土産屋で使えないタイでは便利なサービスである。
目的の店は中々開かないので、ビーチに行って海を眺めたりして時間を潰し、オープン後早速お土産を求めて店に入った。
今朝も交渉に交渉を重ねた上でやっと気付いたこと。よっぽどしょうもないものを除き、100バーツより値下げることはかなり困難であること。
フットインザなんたらっていう心理学用語にあるように、最初に50バーツに値下げろとか無理を言った後に、100バーツでもいいよと言うと、いきなり100バーツに値下げろって言うより確率が高いってな方法は通用しない。
まず50バーツとか言った時点で明らかに店員が不機嫌になる。100バーツが大体のお土産の最低価格なんであろう。
目的のものを買い揃え、ホステルに戻りチェックアウトを済ませた。空港までのミニバスが来るまでの間、スタッフと話しながらカフェでスムージーを飲んで待っていた。
ほんとにこんなにホステルのスタッフと話して仲良くなれたのは初めてで、去るのが本当に寂しかった。
スムージーを飲み終わった後は、カフェのメニューにあるコーヒーをただで出してくれた優しさには本当に感動した。コーヒーをただで出してくれたことにではなく、その気遣いが本当に嬉しかった。念のために言っておく。ただで出してくれることを喜ぶほどケチではない。
そうしてバスの迎えが来たので、ホステルを出て行く時にはハグと握手で別れを済ませ"また来てね!"という言葉に後ろ髪を引かれながら、空港へ向けて出発した。本当にもう一度どころか、何回も訪れたい素敵なホステルと素敵なスタッフの方達だった。
空港でチェックインを済ませると、今回バンコクまでの便で利用するバンコクエアウェイズの乗客のみが入れるラウンジで時間を潰した。中は綺麗で、ジュースやケーキ、サンドウィッチなどが自由にとることができ、Wi-Fiも提供されている。タイの物価がよくわからないが、ネットで1番安いチケットをとったのに、この待遇とは中々に解せない。嬉しいから良いのだが。
飛行機は30分遅れで離陸。フライト時間は1時間半程度で到着。すっかり日も暮れて夜のバンコクを、先週と同様に電車で予約しているホステルに向かった。ホステルは先週泊まったホステルで、すでに先週のチェックアウトのときに支払いまで済ませていた。
空港からホステルの近くの駅までの電車を待っていると、デカデカと関西空港と書いた札のついたバックパックを背負った女の子が不安げに路線図を見ていたので、電車に乗ったタイミングで話しかけてみた。
大学2年生で一人旅は初めてなのに、一切ガイドブックも持って来ず、ノリで生きようとするタイプの子らしい。余りに危なっかしそうだったので、お節介かなと思いつつ、目的地へ向かうバスのバス停まで見送ってあげることにした。無事目的のバス停まで辿り着いたのだが、換金を全然しておらず所持金45バーツとあり得ない少なさだったので、さすがにそのまま置いていくのは気が引けた。45バーツだと万が一バスが来なかったり、違うバス停で降りた場合にどうしようもなくなるので、100バーツだけ渡しておいた。145バーツあれば、モーターサイやトゥクトゥクで交渉次第で大体のところには行けるはずなので安心である。
自分で言うのもなんだけど、結構助かったんではなかろうか。自分もバックパッキングを始めた頃に色んな街中の人に助けてもらった記憶があるので、今回は"恩送り"が出来た気がする。
(恩送りの意味についてはググって下さい)
そこから歩いて自分の予約しているホステルに迷うことなく辿り着くと、驚きの再会があった。なんとホステルの入り口で、サムイ島で泊まっていたときのルームメイトだったオランダ人に再会した。サムイ島では少し話した程度だったのだが、まさかの再会に2人ともテンションが上がり、一緒に近くに晩ご飯を食べに行くことにした。
ちなみに記憶が正しければオランダは世界一平均身長の高い国だったはずで、彼もその例に漏れずかなり身長が高い。僕は身長193で日本人にしてはかなり高い方だが、彼は197もあるらしい。
2人で近くの食堂で食べながら、サムイ島からバンコクに至るまでの間の近況報告から始まり、色んな話をした。彼はオランダで庭師をしていたのだが、その仕事を辞めて無期限の旅に出ている途中らしい。次の仕事は決めていないし、どこにこれから行くのかも正確には決めていない。まさしくこれこそバックパッキングな感じがして少し羨ましくも思った。
コンビニで酒を買い込み、ホステルの前で飲みながらさらに話を続けていたのだが、彼は次の日の朝の便でミャンマーに向かうらしく、早めに部屋に戻っていった。今回の旅の最後に日本に向かうかもしれないと言っていたので、数ヶ月後に会おうと別れを済ませた。
自分もそろそろ寝ようと中に入ると、ちょうどホステルのスタッフ達と何人かの宿泊者で集まって、バンコク1の繁華街カオサンロードに向かうところで、それに誘われたので行くことにした。タイ人スタッフ2人、ドイツ人3人、アメリカ人1人、そして日本人である僕を含めた7人でタクシーで向かった。
カオサンロードは先週も行ったが、相も変わらず半端じゃないカオスぷりであった。爆音の流れるバーが通り沿いにびっしり並んでおり、そのうちの一軒に入った。
バーではミニバケツサイズのカクテルで200バーツと安く、みんなで乾杯した。しばらくすると店員がloughing gasを勧めてきた。おそらく高校化学で習った"笑気"のことだろう。正確な化学式は忘れたが、麻酔の類であり、吸うと頬の筋肉が緩み笑ったような表情になることから通称"笑気"と呼ばれる。高校時代化学にどっぷりハマっていたのと、中々に印象的な物質だったので授業で習った風景まで鮮明に覚えている。
最初は試さなかったのだが、他のメンバーがやっているのを見るとみるみるうちにみんな笑顔になっていく。前日のプーケットのバーチャルリアリティと同じく、見ているとしたくなってくるもので結局50バーツを払い、風船に入ったlaughing gasを吸った。ほんとに数秒もしないうちに頬が緩むのを止められず、しばらくアホヅラの笑顔だった気がする。
バケツカクテルも飲み終え、次にバーからクラブにハシゴした。クラブはエントランス無料ですでにみんな酔っ払っていたので、お酒を追加することもなくひたすら踊り狂い、確か深夜2時半か3時頃にみんなで出てホステルに戻った。
ホステルに戻ってからもしばらく共用スペースで話、明け方頃就寝。
ブログを更新し遅れたのはそういう理由である。結局タイの最後の晩も飲みまくって終わったが最高に楽しかった。
これを書いてる今もやや気分が優れないが、バンコクの見たいところも特にないし、今日はゆったりフラフラして、夜に空港に向かう予定。
ついに今晩日本に向けて帰る。



