あらいやだっ!
って、これは「家政婦は見た」か…
国民的ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」で、俳優のえなりかずき(34)が女優の泉ピン子(72)との共演を拒否していることを、脚本家の橋田壽賀子氏(94)が「週刊文春」の取材で明かした。
泉ピン子は主人公の小島五月を、えなりは五月の長男・眞を演じている。だが、二人は2015年に放送された特番を最後に、以降は共演をしていない。今年9月16日に放送された特番でも、同じシーンに登場することはなかった。
「(泉ピン子と)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。それを聞いて、私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」
さらに橋田氏はこう語る。
「肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」
また、橋田氏が訊いたところ、泉ピン子は「イジメた覚えは全くない」、「嫌われたらしょうがない」と言っていたという。
えなりに取材を申し入れると、マネージャーの母が「こちら何もわかりませんし、お答えすることはできませんので」と回答した。
小誌の取材に、泉ピン子のマネージャーは「『(えなりの共演NGについて)そういう話があるんだけど、そんな事ないのにね』と本人から聞いています」と答えた。
(引用元 10/2 文春オンライン)
10月3日(木)発売の「週刊文春」の、先出し記事からだが、えなりくん…よりも、コレを暴露しちゃう、橋田壽賀子もどうかと…。
でも、渡鬼自体『なかよし家族』とは言えなかったので、違和感のないエピソードと言えば言える。
でもでもそれ以前に、えなりかずきが34歳なことが衝撃だ……(汗)
ここでひとつ気になるのは、えなりと泉ピの不仲どうこうはおいといて、「苦手な人に会うと、発疹が出る」ことが、本当にあるかどうか。
鳥肌までは経験があっても、発疹までは出たことがない人の方が多いのではあるまいか。
だが、私はこれを見たことがある。
ここ数年支援をしている、いじめによってPTSDを起こした女の子が、相手の子を見るだけで発疹が出るのだ。
発疹のタイプは、全ての毛穴が盛り上がって赤くザラザラするようなのもで始まり、冷やしたり薬を飲んだりして治らない場合は、蚊に刺されたような大きなものが、バラバラと出始める。
幸いクラスが違ったので、学校側の配慮でホームルームが終わる時間をずらして、下校中に鉢合わせないようにしたり、教室を離して違うトイレを使わせたりしていたが、それでも朝礼などで見かけてしまった時は発疹を出し、保健室に駆け込んでいたという。
当初いじめを認めなかった相手の家庭に、その子の両親と学校とで根気よく伝えていたが、最終的にはPTAが『何かを言い』、結果、相手の家庭は転居して、蕁麻疹は治ったのだが。
今でも、似た背格好の子を見ると、蕁麻疹を出してしまう時があるという。曰く、
「体中が熱くなって、口の中までかゆくなる。喉も渇いて涙が出て、涙が流れた所までかゆくなる」
精神的なもの、なんて言葉では片付けられないほどの症状が、体に出る人は、いる。
えなりかずきが、泉ピン子にいじめられた、という意味ではなく、そういう症状が出る人が本当にいて、その人にとっては、
「そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」
と言われても仕方ないくらいに苛烈なものであるということは、理解してほしい。
ただ、橋田先生もな……
「アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」
これはほんとに、同情する。
仕事で役者をしているのなら、脚本家の足を引っ張るようなことは、するべきではない。それで作品の幅が狭まるのは、大御所でなくても耐え難いだろう。
三人とも偉くなりすぎて、怒れる人がいないのもなあ……。
謙虚さって大事だな、と思う事案である。