シヤチハタが、戦いを始めようとしている。

 痴漢から、被害者を守るため……。



シヤチハタ本気の公式Twitter


シヤチハタ株式会社公式@shachihataBS

今現在Twitterで話題になっている社会問題の件ですが、早期に対応ができるようにします。ジョークではなく、本気です。

14:52 2019/5/22


シヤチハタ株式会社公式@shachihataBS

本件大変な反響を頂いております事、真摯に受け止めます。様々なご要望を頂いておりますが、最初にご提案できるのは従来のネーム印とほぼ変わりません。そして今後段階的に形にできればと考えております。

とはいえ、目指すべきはこの社会問題が根絶され、“護身用グッズが必要ない世の中”になる事です。

9:48 2019/5/27


 5千回以上リツイートされ、7700を超える「いいね」が集まったこの投稿は、ある議論を受けてのものだ。

 いったい、何があったのか。



痴漢を安全ピンで刺すのは…


「痴漢に安全ピンじゃないけど、ばぶの後輩の子は、痴漢されたときにとっさにシャチハタを相手の手に押したらしくて、それが証拠になったという話をしてたなぁ…と今思い出した👶」


「安全ピンは本当に危険だと思うから、やめた方がいいと思う、と、痴漢の足を踏んだら、逆ギレされてみぞおちに入れられた私は思います。」


「間違って刺されて怪我する人がいます。シャチハタならいいかも…。」


 電車やバスで通勤中の女性に触れる『痴漢』。

 これを撃退するため、痴漢を安全ピンで刺すのは、『あり』か『なし』か。


 ネット上では「過剰防衛」を懸念する声もあり、相手を傷つけることなく証拠を残す手段が議論されていたが、そこで注目を集めたのが、あの、朱肉がなくてもハンコを押せる、「シヤチハタ」だった。


 そこから議論に発展し、冒頭のシヤチハタの、商品開発宣言に繋がる。


 ただし、痴漢には必ずと言っていいほど、冤罪の話もつきまとう。これも無視できない。



痴漢冤罪を懸念する声も、当然ある。


「シャチハタで痴漢にハンコ押すのが流行る

本物の痴漢→構わず続行。捕まらなければOK

冤罪の男性→証拠と言い張られて連行。人生終了

痴漢冤罪ギャル→ハンコ押しまくって賠償金ゲット

被害女性→間違えて高級コートとかを汚して損害賠償

これ、本物の痴漢と痴漢冤罪ギャルしか得しないでしょ。」


 少々穿った感もあるが、なくはない話だ。だがそれでも、必要とする人は多い。

 それに痴漢に遭っているのは、女性ばかりではない。本当に守ってもらえない、女性よりも更に声をあげにくい男性にも、助けになるグッズであるように思える。

 

「最低限洗ってもなんらかの反応があるインクとか、目立たずしかし確実に判が押せるデザインとか課題はあるでしょうが、商品化されたら購入します。頑張って下さい」


「先月から電車通学を始めた娘の為に買います。

高校選びの時も、上りは痴漢が多いから下り方面の高校が良いんじゃないかと進めたほど、うちの近くの路線は痴漢が多いです。」


「他の方も仰ってますが、指輪型で手の内側に装着できるのがいいと思います。グッと手で掴んだらそれだけで「御用」です。あとインキに特殊な蛍光塗料なんか入れるといいかもです。多少高くなっても親御さんがかってくれるはず。頑張ってください!」


 商品の発売を期待する声の方が、圧倒的に多い。

 娘さんを電車通学させる親御さんなら、それは欲しいだろう。そういう商品があるというだけでも、抑止力になる。



課題解決型の商品


「安全ピンやスタンプ、弊社製品について話題になっていたことから、公式Twitterの担当者が反応しました」(シヤチハタ広報室)


 シヤチハタではこれまでにも、子どもの手のひらにバイキンのスタンプを押し、洗い流すことで手洗いの練習をする商品や、スタンプラリーを行いながら防災・減災の知識を学ぶ商品など、課題解決型の製品を販売してきている。


「具体的にいつどこで、というところまで煮詰まっているわけではありませんが、社会問題に対して会社としてにお役に立てるよう、これから頑張って対応したい、という趣旨で申し上げたものです」(同上)

(引用元 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190527-00010004-bfj-soci)


 殺伐とした事件にならず、ハンコひとつで問題解決に繋がれば、それに越したことはない。

 問題は押した後、周囲がどれだけ協力できるかだ。