お盆期間中にキャンプを考えているのなら、もう、キャンプ場の予約をした方がいい。
ほとんどの所が3ヶ月前から予約スタートしているから、まだ5月でも、埋まる所は埋まっている。
キャンプといえば昨年は、手ぶらでOKで全てが揃ったパーリィーピーポー向け『グランピング』か、テントから寝袋から薪から全てを持参する『ガチキャン』どちらかだった。
だが、その間に、今年は新たな風『ゆるキャン』が入ってきた。
『ゆるキャン△』は、今年アニメ化されたキャンプ漫画。
富士山が見える山梨県周辺を舞台に、女子高生が仲間同士、あるいは一人で、キャンプを楽しむ話。
簡単なアウトドアクッキングをするシーンが多く、深夜帯アニメでの飯テロも話題になった。
作中に出てくるグッズが、女子高生が買える範囲の比較的安価な物ばかりで、アウトドアテクニックも簡単なものが多く、背伸びせずに、ゆるっとまったり楽しむ感じが、『自分にもできそう』『やってみたい』と思わせてくれる作品である。
ホームセンターのアウトドアコーナーに、ゆるキャンで使用したグッズのコーナーができたり(本当はこっちが欲しいけど、高いからこっちので…と、妥協するシーンの中で紹介されたグッズもある)、富士山周辺に多くのキャンプ場を持つ、PICAグループが、ゆるキャンと同じメニューの食材を用意した『ゆるキャンプラン』を企画したりと、最近、アウトドア界隈が注目している作品である。
その影響もあってか、いわゆるオタク層が、持ち前の探究心で、聖地を巡るかのようにキャンプを始めたり、グッズを買い集めたりし始めたから、今年はキャンプ場が埋まるのが早い。
そこに、これなら頑張らなくてもできそうと、学生やファミリー層も加わってきたから、この夏のキャンプ場は混沌としそうだ。
かく言う私も、テントがないので、トレーラーハウスを予約した一人である。
富士山にキャンプに行くと、気がつく事がある。
犬が多い。
道の駅や、郊外型のショッピングモールには、必ずと言っていいほどドッグランか、そこまでいかなくてもお散歩コースがあったりする。
キャンプ場も犬連れが多く、敷地内にドッグランがあったり、プライベートドッグランがついたコテージがあったりする。
予約の項目には、当然のように、
『お連れになるペット 大型犬・中型犬・小型犬・その他』
の選択肢があり、犬連れな事を前提にしていたりもする。
牧場で動物と触れ合ったり、ドローン体験や、バーベキューができたりする『富士ミルクランド』は、犬連れで泊まれるコテージが併設されている。
犬を借りて散歩したり、自分の犬を連れたりして、大型アスレチックを楽しめる『富士すばるランド』は、ドッグホテルが併設されていて、犬連れで入れない美術館等を巡りたい人は、ここに預けたりもできる。
犬を繋げる所も多いし、水飲み場もあるし、よほど激しい犬でない限りは、困らない。
犬OKのホテルを取れば、犬連れでの旅はできるが、備品を壊したら? 毛が飛び散ったら? 吠えてしまったら? という不安がある。
それに比べて、キャンプは基本『野外』だから、繋ぐ所さえあれば、気ままに楽しく連れて行けるし、自分もグッズも泥や土埃にまみれるのが前提だから、汚れも気にならない。
他の犬と喧嘩するなよ?
はしゃいで、どっか行くなよ?
ドッグラン以外では繋ぐぞ?
そこだけだ。
と、いうことで、トレーラーハウスを予約した。
犬の予防接種の証明書もコピーした。
頑張らないので、新たにグッズは買わない。
去年のバーベキューグリルと、ハンモックがあればいい。
食材は、現地のスーパーで買う。
グランピング以上、ゆるキャン以下な私だが、ここから始めて、徐々に装備を減らしていって、いずれはナイフ一本で、1ヶ月くらいは生き残れるようになってみたい。
犬と一緒に。
