新潟市の小2の女児が殺害され、JR越後線の線路内に遺棄された事件。
線路に寝かせた目的が、証拠隠滅にせよ猟奇的嗜好にせよ、凄惨な事件が増えたように思えるのは、情報の拡散スピードが上がっているせいなのか、本当に事件が増えてきているのか…。
いずれにせよ、今回の事件で感じたのは、
じゃあ、どうしろってんだよ!
ということだ。
子供が、自分で学校に行って、帰ってくる。
途中まで友達と来て、バイバイして。
親は家で待っていたし、帰って来ないと学校に確認もしている。
連絡をもらった学校では、先生がみんなで探している。
見つからないから、親が警察に捜索願いを出す。
みんなが、できる事をしている。
放置されていた子ではない。
それでもダメなら、どうしろってんだよと…。
想定された最悪を超えて、最悪な事態に、なんでなるんだよと…。
命を奪うだけでなく、なぜ、と…。
なぜ、彼女でなければならなかったのか。
なぜ、狙われてしまったのか。
どうすれば、子供達を守れるのか。
保護者がみんな仕事を辞めて、送り迎えをして、自分の子供は自分で守れとでも言うのか。
それでは子供の自立も、女性の活躍も何もない。
では、どうすればいいのか。
まずは、手口を知る。
誘拐犯には、下見をする者が多い。
この時点で、誘拐犯は2つのタイプに分かれる。
ひとつめは、ここと決めた場所の付近に車を停める等して、そこから獲物を物色したり、犯行可能な時間帯や状況を見極めたりするタイプ。
このタイプは、観察を始めてから数日で犯行に及ぶ、または観察ポイントを変えていく。
今はみんなカメラ付きの携帯電話やスマートフォンを持っている時代。
じっと学校や通学路や子供を見ている、見慣れない人や車を、少しでも不審だと感じたら、写真を撮って学校に伝えるくらいは、やり過ぎではないような気がする。
もうひとつは、現場周辺で、そこの子供達と仲良くなり、子供のコミュニティに入っていくタイプ。
「知らない人に付いて行ってはいけません」
と教えても、子供にとっては、
・いつも会う人
・よくそこにいる人
・自分の名前を知っている人
これは、知っている人である。
だから、いつも公園にいて、ハトやネコにエサをやったり、犬の散歩に来たりしている人が、『親が把握していない、子供の知り合い』になっている可能性は高い。
親が忙しいほど、子供は大人とのコミュニケーションに飢えているので、本当に、痛々しいほど簡単に懐き、慕ってしまう。
挨拶をされれば、返してしまう。
それが3日も続けば、もう『知り合い』だ。
そうして親しく話しながら、2人で歩き出した時、
「失礼ですが、親御さんですか?」
と聞ける大人が、どれだけいるだろう。
対策は、もう、保護者同士が顔を見知っておく事、これしかない。
面倒でもなんでも、時折公園を覗いたり、面倒でも子供会や町内会の活動に参加したりするしかない。
その子の親である事を、知ってもらっておく。
それが、子供の安全に繋がる。
……とはいえ、共働きが多く、鍵っ子も多いこの時代に、平日に公園を覗くなんて、不可能な親の方が多いだろう。
で、あれば、あとは専門家を頼るのが手っ取り早いし確実だ。
子供よりも、徘徊してしまう認知症患者の見守りに使われる事が多いツールなのだが、小さなGPSの発信機を、ランドセルや靴に付けるという方法がある。
発信機の位置を、スマフォのアプリで検索でき、数十メートルの誤差で、子供の位置を把握できる優れものだ。
小学校のほとんどは、キッズ携帯でも持ち込み禁止なので、そういった場合に持たせると良い。
端末の本体に『GPS発信機 電話機能はありません』等と書いたシールを貼っておくと、理解してもらえる場合が多い。
だが、より効果的なのは、GPSと書かれたステッカーや、できれば警備会社のステッカーなどを、発信機に貼り、よく見える場所に着けさせる事。
この子の親は、警備会社と契約している。
この子の親は、子供の居場所を、常に把握している。
相手にそう思わせて、隙がないと思わせる。
みまもりロボットGPS BoTは、月額480円、GPS端末4,800円。
ALSOKのみまもりタグは、月額300円程度で、Bluetooth端末が2,000円程度。
他にも多くのサービスがあり、端末も充電式から電池式まで様々で、エリアや精度も変わってくるから、自分の地域に合うものが見つかれば、試す価値があると思う。
安心や安全を金で買えるなら、買うべき時代なのかもしれない。
残念極まりないが、仕方ない。
こんな事件がもう起こらないように、できる事をしよう…。
亡くなった子と、そのご家族はもとより、送り出した学校の先生方、クラスの子達や、一緒に帰って最後に別れた友達を思うと、本当に胸が痛い。
早期の逮捕と、同じか、それ以上の刑を望む。
