中日春秋
2011年12月28日
ミュージシャンの佐野元春さんに『SOME(サム)DAY(デイ)』という名曲がある。サビのところはこんな歌詞だ。だからもう一度あきらめないで/まごころがつかめるその時まで/SOMEDAY/この胸にSOMEDAY…
▼本来は恋愛が主題としても、「きっと、いつか」を意味するタイトルが象徴するように、すべての挑み続ける人、あきらめない心を鼓舞する作用を持つ曲である。恐らく震災被災地でも、この曲に励まされたファンは少なくなかっただろう
▼ところで、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設案に伴う環境アセスの評価書をめぐり、防衛省がドタバタを演じている。沖縄県への提出を市民団体に阻止され、送付に切り替えたが、それも阻止に遭った。最終的には届くとしても、提出強行自体が不可解だ
▼これまでの経緯からして、沖縄が辺野古移設をのむ可能性はあるか。微塵(みじん)もない、ぐらいでは控えめな言い方だろう。先に何の展望もないのに、ただ評価書提出という所定の手続きにこだわるのが解せぬ
▼政権が、いつかは沖縄の<まごころがつかめる>と思っているのなら笑止だが、そうではなく、むしろ辺野古案で「努力中」という米国向けの“演技”なのだから情けない
▼もう辺野古移設に<SOMEDAY>はない。従って、米国を説き伏せ<SOMEWHERE(どこか)>を探るほかない。
2011年12月28日
ミュージシャンの佐野元春さんに『SOME(サム)DAY(デイ)』という名曲がある。サビのところはこんな歌詞だ。だからもう一度あきらめないで/まごころがつかめるその時まで/SOMEDAY/この胸にSOMEDAY…
▼本来は恋愛が主題としても、「きっと、いつか」を意味するタイトルが象徴するように、すべての挑み続ける人、あきらめない心を鼓舞する作用を持つ曲である。恐らく震災被災地でも、この曲に励まされたファンは少なくなかっただろう
▼ところで、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設案に伴う環境アセスの評価書をめぐり、防衛省がドタバタを演じている。沖縄県への提出を市民団体に阻止され、送付に切り替えたが、それも阻止に遭った。最終的には届くとしても、提出強行自体が不可解だ
▼これまでの経緯からして、沖縄が辺野古移設をのむ可能性はあるか。微塵(みじん)もない、ぐらいでは控えめな言い方だろう。先に何の展望もないのに、ただ評価書提出という所定の手続きにこだわるのが解せぬ
▼政権が、いつかは沖縄の<まごころがつかめる>と思っているのなら笑止だが、そうではなく、むしろ辺野古案で「努力中」という米国向けの“演技”なのだから情けない
▼もう辺野古移設に<SOMEDAY>はない。従って、米国を説き伏せ<SOMEWHERE(どこか)>を探るほかない。