経営の教科書 社長が押さえておくべき30の基礎科目

著者: 新将命 ダイアモンド社


経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目/新 将命
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これは、紹介いただいて読んだ本。

紹介してくれたのは ハセニョール

→(仮)ネット広告について、というブログを書いている。


本書は「経営の教科書」という題名。

経営に関して、絶対コレが正しいという説や論はないが、押さえておく項目はある、

そういう主張。


この「経営の教科書」を読んでみて、想起したのはこの本。


マッキンゼー 経営の本質 意思と仕組み/マービン・バウワー
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「マッキンゼー 経営の本質」 マービン・バウアー著

この本を思い出した。


本書では「経営の意思」という概念を打ち出している。

経営者は、経営者としての意思があるかどうか!


要するに、経営者にしか出来ない事がたくさんあるにも関わらず、

経営としての、経営者としての意思無き者は、業務に専念してしまう、という事。

この概念が新鮮であった。


それと14のプロセスから経営を組み立てるシステム、

これも分かりやすく説明されていた。


この経営システムの作成、チェック、運用こそが経営者が行う仕事だよ、と。

そういう意味では、「最強組織の法則(ピーター・M・センゲ著)」と同じように

経営者はシステム思考が求められているのだ、と僕は考えていたりする。


戻りまして・・・

この「経営の本質」の本と同じく、この「経営の教科書」は

誰にでも出来る訳ではない、社長の役割、社長がすべき事を

30の基礎科目として挙げ、論じている。



その中の2つだけピックアップ。


「理念・ビジョンは利益に繋がる」

ビジョンを掲げる会社とそうでない会社の経常には大きな差がある。

人は大きなことを信じた時に大きな仕事をする生き物だからだ。

そう本書で述べている。


私も、心からそう思う。

ただ、付け加えるのであれば、企業の存在価値、これが重要だと思っているのだ。


松下幸之助氏は「企業は社会の公器である」と説いている。

「企業は、誰の、何の・どんな役に立ち、存在出来ているのか?」

これが本質だと思っている。なので、この事をど真ん中に考えるべきだ、と。

そう考え、経営者は経営していくべきである、と考えている。


市場の伸びとか、マーケットの規模とか、そういうのも重要だけれども、

「誰の、何の役に立っているのか?何故、存在させてもらっているのか?」

という概念を根本にあるべき、と思っている。

それに、ドラッカーも「貢献に焦点を当てよ」と言っていた。


一時、会社は誰のもの、という論が多く巻き起こった事があったけれども、

一番の本質は「企業は社会の公器」という事なのではないかな、と。


その為に、経営者は自らを磨き、従業員の成長を促し、

結果、サービスが研磨され、企業が潤う。

そして株主の要求にも応える事が出来、還元できるのではないか、と。

この循環が全て、だと思っている。


そういう意味では、理念であり、ビジョンは重要。

文化を形成する意味でも、短期だけではなく長期を思考し運用していく意味でも。

それを社内・外で浸透させるのは、社長の情熱であり、もっと言えば、

愚直に積上げる事の重要性を理解して行動しているかどうか、と思っている。


もちろん、簡単には浸透はしない。

だからこそ、効率的に浸透させる、とかではなく、一歩一歩、踵を地に付けて

じっくりと向き合いながら浸透させる<覚悟>が必要。


「ウルセーよ、同じ事何度も何度も」って言われ、笑われるぐらいの覚悟。

カッコつけたい、とか、尊敬されたい、とかではない、

必ず実利を実らせるという執念。その覚悟かな、と。


そういう意味では、この理念やビジョンが利益に繋がる、という言葉には

非常に共感できました。



それと、もう一つは

「コミュニケーション力が会社を変える」という点。

これも共感できる内容でした。


人間、合理的に見えて、非合理。

「予想通り不合理」、「影響力の武器」、「急に売れ始めるにはワケがある」

この3冊からも読み取れるが、人は非合理だったりする。


頭で分かっても、行動なんかしない。

営業やマーケ、マネジメントをしている方であれば、より理解頂けると思う。


自分に置き換える例で言うと、

頭ではタバコは体によくない、って分かっても、止められない。

というか、止める気がない(笑) 人間なんてそんなもの。


正しい事を言っているのに部下が動かない、と言っているマネージャーは

もう一度、自分を見つめ直したら良い。

正しい事を言って人が動けば、マネージャーはあなたでなくても良いのだから。

説得しても、心に刺さらなければ、行動には結びつかないものなのです。

もしくは、利害を思いっきり持ち込むか。

だからこそ大事なのは、論理と感情、このバランス。


そして、もう一点。最も重要な「伝達力」

私の永遠のテーマでもある「伝達力」ですね。この力を磨く事が重要。

「ハートに火をつける」そんな伝達力が必要と思う。


目的、ユーモア、シンプル、コンテキスト、物語、理想主義、オープン、顧客感動・・・

これらが僕のコア要素になっていたりする。

経営とは、を、「人を通じて事を為すこと」と定義できるのであれば、

この伝達やコミュニケーションの重大さが理解できる。


本書で新たに知った事、改めて気付かされた点は非常に多い。

読んでいて、燃えてくる(笑)


本書で読み取れた事は、基礎の鍛錬、基本の実践。

なので、これをブレずに守っていきたい。愚直に積む、これが全てかな、と思います。



最後、決断、という言葉が何度も出てきていたので、思い出した本がある。

今度、機会があれば、この本の書評も書いてみたい、と思います。


決断力 (角川oneテーマ21)/羽生 善治
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僕は、ソウルドアウト社を最高にイカした企業にしたい!


そして中小・ベンチャー企業の皆さんと共に飛躍したい!

それが僕らの存在意義だと考えています。