『心』



 永い人生の中で、人は沢山の人と出会います。諸行無常という言葉があるように、出会っては、別れを繰り返していきます。私も若輩者ですが、何人もの方と心を通わせ、また遠ざかっていきました。今日は、この「心を通わす」というところが、キーポイントです。

 以前、人生は心が映す鏡...というようなことを記載いたしましたが、今回は別の角度から感じる心を書きたいと思います。


 私は人との出会いの中で、必ずと言っていいほど何かを感じ、感情が生まれます。やはりこれも自身の環境や感情次第で変化するのであろうと思いますが、時には感じさせられ、心が変化する時もあります。これを感動と呼ぶのでしょうか。勿論上がるときもあり、下がるときもあり、そして、自分の心が映し、また感動する。というように輪廻していきます。その感情のコントロールの中で、最近気付いたことがありまして、心が触れ合いなんとなく暖かい気持ちになれる時があります。この「暖かさ」なのですが、【自分の暖かさ。ではなく相手の暖かさ。】を感じとっていた。ということです。


 いつも誰かに支えられ、助けていただいている。自分一人では何もできない。と自分には言い聞かせ、そして本心として、そのことを間近に感じていましたが、慈しむ心までも自分の感情だけではなりたっていない。多方向から考えることにとって新しい感情がうまれ、新しい世界が見える。以前の記載とは矛盾を覚える部分もありますが、これもまた、新しい世界ですよね。