『価格競争』



 世論では、いわゆる不景気と言われる錯乱した時代だと思います。その中で、生き延びようとするために、何度も価格競争が行われてきました。結果として価格破壊がおこり、物に対する『価値』というものが失われてきているように感じます。価値を失えば流通経路が失われ、GDPがどんどん下がるシステムを構築しています。エンドユーザーにも価格が下がれば一時は購買意欲をそそるのかもしれませんが、商品自体に価値がなくなれば、安いのが当たり前となり、いずれ売れなくなるのは必然なのではないでしょうか。つまりは再びデフレスパイラルから逃れられなくなります。

 「買ってあげる」時代ではありません。「売ってもらう」、「買ってもらう」の時代です。トップからダウンというよりは、サイドの繋がりが望ましいように思います。

 競争ではなく『共存』しなくてはいけません。私は、システムをより円滑化し、自社という概念を取り払い、関連業者全体が利を生む流れを作ることができるようなコントロールワークを志しています。