【ただの独り言】


「上空初期値」←(まだまだ書きたいことが沢山あり過ぎて、どの話題にしようか考えていたのですが…また曲の考察にしようと思います…!)


今回も個人的な解釈になりますので…

その解釈は違うと思う方・興味のない方は、そのままスルーしてくださいm(_ _)m




【上空初期値】



平沢進 - 上空初期値

飛べ王道の空  初期値
雲海の波  遠く立ち
束の間に現れるあの山へ

見よ断片の夢の乱舞
自在の空にさらわれて
時の葉の揺れとなり
キミを象る

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

見よ残像は白き屋根
天涯の都市儚げに
見る間にも丘陵に輪廻する
舞い飛ぶ遺恨の塵
あるがままの滝に落ち
懐かしく無に帰る跡形も無く

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

見よ白き視野を昇り
見よ白き視野を昇り
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ錯視の霧は晴れ
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ隠し絵は解かれて
見よ「ようこそ」と聞こえた

飛べ混沌の風を切り
雲海の谷見るがまま
降り注ぐ陽の粒子
終わりなく
聞け断片のキミの声
自在の海に洗われて
意味を成し放たれて
今を象る

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

見よ白き視野を昇り
見よ白き視野を昇り
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ錯視の霧は晴れ
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ隠し絵は解かれて
見よ「ようこそ」と聞こえた

見よ白き視野を昇り
見よ「ようこそ」と聞こえた



【はじめに】



「上空初期値」←(「点呼する惑星(アルバム名)」に収録されている曲になります…実は考察しようと思った曲が二つありまして…一つは、この「上空初期値」という曲で、もう一つが「王道楽土」という曲なんですけど…この2曲は個人的にセットになっているのではないだろうか?と考察しているんですよね…この曲について考察するには「王道楽土」という曲について少し書かないと、自分の中では完全版が出来上がらないと思ったので…まず、その曲について少し書いていこうと思います…!)

前置きが長くなってしまいましたが…
そろそろ本格的に書いていこうと思います。



【王道楽土】


平沢進 - 王道楽土

無き国の王  堂々の
泣き供花を踏む王道に

今も現と見まがう空には火が
疑団の火が火が

抱き  悪しき日を耐えて
湧き  武勇の士を称えた

今も現と見まがう国には火が
悲惨の火が火が

さあ  さあ  見よ  ショーを  ショーを

火よ何故民たちは走る走る
火よ思い出せない何故
火よ何故民たちは燃える燃える
火よ思い出せない何故

灰色よ降れ相応しく
何故野はいまだ咲く

いまだ現と見まがう野辺には火が
苦渋の火が火が

さあ  さあ  見よ  ショーを  ショーを

火よ何故民たちは喘ぐ喘ぐ
火よ思い出せない何故
火よ何故民たちは朽ちる朽ちる
火よ思い出せない何故



【解釈(王道楽土)】



火よ何故民たちは走る走る

火よ思い出せない何故
火よ何故民たちは燃える燃える
火よ思い出せない何故


「王道楽土」←(個人的にこの曲は「王道楽土とは何か?」ということを歌った曲ではなく…「王道楽土を強く求めている人々」という風に解釈していますね…!)


火よ何故民たちは喘ぐ喘ぐ

火よ思い出せない何故
火よ何故民たちは朽ちる朽ちる
火よ思い出せない何故


(人々は「王道楽土」を強く求めて一部の権力者【独裁者】と戦っていたんですけど…最後はバッドエンドで終わってしまうんですよね…)

「王道楽土とは…」←(個人的に少し解釈したところで本題に戻ろうと思うのですが…全体の歌詞を見ると、この曲は「地」で起こっている物語であることが分かりますね…!)

(ここでようやく「上空初期値」について、ざっくりと書いていこうと思います…!)



【解釈(上空初期値)】


【1番目の歌詞】

飛べ王道の空  初期値

雲海の波  遠く立ち
束の間に現れるあの山へ

見よ断片の夢の乱舞
自在の空にさらわれて
時の葉の揺れとなり
キミを象る

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

見よ残像は白き屋根
天涯の都市儚げに
見る間にも丘陵に輪廻する
舞い飛ぶ遺恨の塵
あるがままの滝に落ち
懐かしく無に帰る跡形も無く

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

見よ白き視野を昇り
見よ白き視野を昇り
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ錯視の霧は晴れ
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ隠し絵は解かれて
見よ「ようこそ」と聞こえた


【考察】​

(最初に結論から書いてしまいますが…)

「王道楽土=地で起こっている物語」なのに対して…
「上空初期値=空の話」になっているんですよね。

(今回の曲は「雲」がテーマになっているんですけど…)

「雲=自由な存在」←(全体の歌詞を見ると、このように解釈できるのではないでしょうか…?)

(つまり、何が言いたいかというと…)

「地」で何が起こっても「空(雲)」は常に影響を受けない自由な存在である、ということなんですね。

(このことを踏まえた上で少し歌詞解釈をしていこうと思います…!)

飛べ王道の空  初期値

雲海の波  遠く立ち
束の間に現れるあの山へ

<飛べ王道の空  初期値>

<雲海の波  遠く立ち>
<束の間に現れるあの山へ>

「飛べ王道の空」←(まず、このフレーズは「王道楽土」のことを指している、という風に解釈していますね…!)

(個人的に空から見た「王道楽土=地の物語」という風に解釈しました…!)

見よ断片の夢の乱舞
自在の空にさらわれて
時の葉の揺れとなり
キミを象る

「キミ=雲」←(個人的にそのように解釈していますね…!)

「雲とは…」←(常に急に現れては消える、ということを繰り返したり、色んな形に変化しながら、空を移動したりしているんですよね…!)

「キミを象る」←(雲は常に変化し続けているものだということが分かりますね…!)

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

(ここは個人的に特に解釈する必要はないと判断しました…!)

つまり、先程も書いたように…
「雲=常に何かに影響されることはない自由な存在」ということなんですね。

「あー勝利さえひれ伏す」←(個人的にこのフレーズも「王道楽土」での出来事という風に捉えているんですけど…まさに、このフレーズが「雲=自由な存在」と丁寧に教えてくれているのではないでしょうか…?)

(個人的にそのように解釈しました…!)

つまり「地」で起こる争い事も「空(雲)」の前では無常である、ということなのでしょう。

見よ残像は白き屋根
天涯の都市儚げに
見る間にも丘陵に輪廻する
舞い飛ぶ遺恨の塵
あるがままの滝に落ち
懐かしく無に帰る跡形も無く

「天涯の都市儚げに」←(ここも「王道楽土」を指している、という風に解釈していますね…!)

「王道楽土」←(先程、この曲はバッドエンドで終わってしまった、という風に書いたのですが…一つの国が滅んでしまった後の光景なのではないでしょうか…?)

(個人的にそのように解釈しました…!)

一つの時代が終わっても「空(雲)」の前では無常である、ということなのでしょう。

(ここも同じですね…!)

空想も置き去る
終わらぬ変幻の空
あー勝利さえひれ伏す
止まらぬ雲の無意味な履歴

(先程、書いた内容と同じですかね…!)

見よ白き視野を昇り
見よ白き視野を昇り
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ錯視の霧は晴れ
見よ「ようこそ」と聞こえた
見よ隠し絵は解かれて
見よ「ようこそ」と聞こえた

(個人的にこのサビの部分は「あの雲のように自由に生きろ!」というステルスメジャーからの強いメッセージのように感じましたね…!)


以上です。



【おまけ】

H「どうだ、何が見える?」

A「雲」

H「そのほかは?」

A「雲ばかりだ。」

H「それでいい。」

A「ところで…。あの…。」

H「どうした?」

A「惑星が無いんだけど…。」

H「まだ見たいのか?」

A「ああ…。」

H「本当にいいのか?じゃあ見せてやろう。」



【最後に】

(個人的に勝手に解釈した上での感想になってしまいますが…)

「上空初期値」←(初めて、この曲を聴いた時、非常に元気付けられた+感動しましたね…!)

「雲」←(そういえば、何のしがらみも無く、人生を歩めたらなぁ、と思ったこともありましたね…)

長々と書いてしまいましたが…
この辺で個人的な考察は終わろうと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m

「上空初期値」より…!