【ただの独り言】
(今日の内容は今なら意味がよく分かることについて書こうかな…)
今回もあまり良いことは書きません。
雷電「大統領、テロリスト達は核発射のコード入力を終了したと……。」
大統領「そうだ。私が自分で入力した。」
雷電「やはりあなたは奴等と……?」
大統領「2時間前まではな。今はヴァイタルIDの再確認が終わるまで生かされているだけの身だ。」
雷電「裏切られた?」
大統領「いや。私は継承を望み、彼等は破壊を欲した。」
雷電「なぜテロを?」
大統領「権力に加わるためだ。」
雷電「あなたが権力でしょう?」
大統領「私は外様だよ。」
雷電「?」
大統領「私に実権はないのだ。本当の『権力』は『愛国者達』の元にある……。」
雷電「『愛国者達』?」
大統領「この国の真実だよ。知らないのは当然だ。彼等の存在を知っているのは最高暗号機密関与資格(コードワード・クリアランス)を持つ者の中でも極小数に限られる。」
雷電「?」
大統領「政治、軍事、経済……この国のあらゆる決定は彼等が下している。……無論大統領の選定も含めて。彼等こそ我が国を真に支配する者達だ。」
雷電「そんな……」
大統領「ふん。信じられないのも無理はない……だが事実なのだ。宇宙防衛の重視、所得税率の引き下げ、全米ミサイル防衛(NMD)の推進……。私が行ったとされている全ての政策は彼等の指示によるものだった。」
雷電「宇宙防衛は議会から……。」
大統領「それも『愛国者達』の演出だよ。議会はただの演芸場だ。民主主義など教科書のページを埋めるためのお題目でしかない。それとも君は『民意』が社会に反映されるのを見たことでもあるのか?」
雷電「……いや……。」
大統領「全ては『愛国者達』の利害と思惑に基づいている。それを見栄えの良い建前で取り繕ったショーのことを、君達は『政治』と呼んでいるのだ。」
雷電「……。」
大統領「そんな目で見るな。精神鑑定なら受けているよ。」
雷電「そういう意味では……。」
大統領「『愛国者達』…私にも彼等の正体は分からん。おそらくは財界や政界、軍のトップの連合体…だが…誰が『愛国者達』なのかは分からない。全ては安全器(カットアウト)を通じて指令される。私が知らされているのは12人の老人達による最高意思決定機関…『賢人会議』が全てを決めていると言うことだけだ。」
雷電「大統領(あなた)やホワイトハウスは ?」
大統領「彼等のお気に入りの駒(ポーン)…ただそれだけだ。彼等に従ったお陰で単なる田舎議員の息子が合衆国大統領になることができた…無論それなりの代償は払わされたがな。」
雷電「代償?」
大統領「だがどこまで行っても駒(ポーン)はあくまで駒(ポーン)に過ぎない…私にはそれが耐えられなかった。自分自身のものを残したかった。しかし、それすらも…」
雷電「……?」
大統領「君にもいずれ分かる…」
「『民意』が社会に反映されるのを見たことでもあるのか?」←(一度も見たことがない…「民意」が反映されなかったことは沢山あるが…簡単な例を挙げれば…増税なんかは分かりやすいだろう…)
(あれだけ反対の声が多いのにも関わらず、なぜか変な理屈をこねて強行してきたよね…)
「種子法廃止・水道民営化」←(知らない人が多いと思うけど…人々の生活の基本となるものを壊されてしまうことが「民意」ではないのにも関わらず、こんな無茶苦茶な法案が通されたしね…)
(「種子法廃止」の後に「農業競争力強化支援法」というものが無理矢理通されたんだけど…これによって様々な種の知見がモンサントをはじめとする外資企業に流れていくという…モンサントと言えば、発癌性のあるラウンドアップ【除草剤】が有名だけど…)
「農業競争力強化支援法」←(更に恐ろしいのが…この法律によって様々な種の知見を得たモンサントをはじめとする外資系企業や民間企業が簡単に種の特許を取れてしまうという点なんだよね…)
(このぐらいにしておこう…つまりは「民意」とは逆のことを望んでいる人達がいるということだね…)
「メタルギアソリッド2」より…!