【ただの独り言】


「JESSICA」←(「鬼葬(アルバム名)」に収録されている曲について少し書いてみようかな…!)


今回は結構どろどろとしているので…

気分が暗くなってしまうのが嫌な人は、スルーしてくださいm(_ _)m




【JESSICA】



DIR EN GREY - JESSICA


少年は  ベルリンの壁に  唾吐き付け

壊しても  今が何一つ  変えられずに


思い出せば  頑(かたく)なに自分を閉ざしていた

歌う事が唯一の支えで…


Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?


心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

届かない  君までは  届かない  君の声を見つけ出せず


Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?


そっと君が手を差し延べると  素直になれず


心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

恋焦がれ  夢を見て  恋をして

恋に恋して  夢は終わるSidの夢




【解釈】

「JESSICA」←(何となく世の中【社会】に不満を持つ少年の物語のように感じましたね…)


【1番目の歌詞】

少年は  ベルリンの壁に  唾吐き付け

壊しても  今が何一つ  変えられずに


思い出せば  頑(かたく)なに自分を閉ざしていた

歌う事が唯一の支えで…


Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?


心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

届かない  君までは  届かない  君の声を見つけ出せず


​【考察】

少年は  ベルリンの壁に  唾吐き付け

壊しても  今が何一つ  変えられずに

ベルリンの壁が崩壊しても自分の人生が良くならない+何も変わらないという風に言っていることが分かりますね。

思い出せば  頑(かたく)なに自分を閉ざしていた

歌う事が唯一の支えで…

「自分を閉ざす=人を信用できない+この世の中(社会)に不満を感じている」

今の世の中も自分以外の人間も信用できない主人公(少年)を唯一支えているもの…
それは歌を歌う事だけであることが分かりますね。

Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?

「Edward H.Gein」←(猟奇殺人犯)

「Sid Vicious&Nancy」←(ロック歌手)

常に自分を閉ざしている少年だったのだが…
エドワードのように猟奇殺人犯にはなりたくないと思っていて、自身の好きな歌手のようになろうと考えているのではないだろうか?と思いました。

心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

届かない  君までは  届かない  君の声を見つけ出せず

心には声は無く  心にも歌を無くし


ロック歌手になることを夢見ていた少年だったのだが…
何らかの理由でロックの世界をも信用できなくなってしまったことが分かりますね。

静かに君を待つ

何もかもが信じられなくなってしまった主人公のことを支える「君=彼女?」

(そのように解釈しました…!)


​【1番目の歌詞(まとめ)】

今の世の中も自分以外の人間も信用できない一人の少年の物語。
そんな彼を支えているものは唯一、歌を歌う事だけであり、将来ロック歌手になるという夢を抱いていた。

しかし…

何らかの理由でロックの世界をも信用できなくなってしまう。
そして何もかもが信用できなくなってしまった主人公のことを支える一人の異性(女性=彼女)がいるのだが…
そんな彼女のことすらも信用していなかった。(心を開くことができなかった)


​【2番目の歌詞】

Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?


そっと君が手を差し延べると  素直になれず


心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

恋焦がれ  夢を見て  恋をして

恋に恋して  夢は終わるSidの夢


【考察】​

2番目の歌詞は主人公の回想シーンという風に捉えました。

Edward H.Geinにはなりたくはないさ

Sid Vicious&Nancy  何処で出逢うだろう?

ロック歌手になりたいと思っていた頃の自分。


そっと君が手を差し延べると  素直になれず

1番目の歌詞について考察している時にも書いたのですが…
主人公は自分以外の人間を信用しておらず、そんな自分のことをずっと支えてくれている彼女が主人公のことを信用して手を差し伸べてきても心を開くことができなかったということが分かりますね。


心には声は無く  心にも歌を無くし  静かに君を待つ

恋焦がれ  夢を見て  恋をして

恋に恋して  夢は終わるSidの夢

「夢は終わるSidの夢」

ロック歌手になる夢を抱いていた頃の自分…
純粋に彼女のことを信じていた頃の自分…

(主人公【少年】が最後に絶望し切ってしまうところで曲が終わってしまうのであった…)


​【2番目の歌詞(まとめ)】

今の世の中、自分以外の人間(純粋に信じていた君=彼女も含む)、唯一心の支えだったロック歌手になるという夢…

最後には全てが信じられなくなってしまい、絶望し切ってしまうところで曲が終わってしまうのであった…


以上です。




【感想】

(ここからは、ただの感想+ただの独り言になります…)

「JESSICA」←(非常に悲しい曲だったよね…)

「DIR EN GREY」←(Dirの曲は本当にハッピーエンドで終わる曲が少ないよね…常に人の痛みやこの世の不条理に苦しんでいる人などを歌で表現するバンドだからバッドエンドが多いのは仕方ないのだが…)

「平沢進(ステルスメジャー)」←(たまに本当にバッドエンドで終わってしまう曲もあるんだけど…DIRとは違って、悲しい物語という設定や絶望的な物語という設定の中にあえて希望や前向きになれるようなメッセージを入れてくることが結構あるよね…!)

(何と言えば良いのか…人の死に関するものだったり、絶望的で非常に怖い曲を聴いても全然心が暗くならないんだよね…決してハッピーエンドで終わらないんだけど…そこに前向きなメッセージだったり、希望を持てるような要素が盛り込まれているから次回への期待が膨らむんだよね…!)

「ロケット(平沢進)」←(ロケットについては何回も触れているんだけど…まさにこの曲なんかは「人の死」について歌っていると個人的に解釈しているんだけど…これも非常に悲しい物語であるにも関わらず…歌詞の中に「輪廻転生」を連想させるような要素を入れ込んでいるので、悲しみから次回への期待に変わる…!)

(胸に重たいものがのしかからないんだよね…!)

だらだらと書いてしまいましたが…
この辺で自分なりの感想は終わりたいと思います。



【最後に】

京「ハッピーエンドよりヘビーなことの方があると思うんですよ…そういうものって、隠したがるじゃないですか、日本というのは…そういう人が隠すものとか…誰もが持っているものとか…誰も書かないもの…そういうものを表現する人間がいても良いんじゃないかなと…」

「JESSICA」より…!