ソロモン諸島地震津波情報と救済支援 | 元外交官が語る日本社会のあり方

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6日、ソロモン諸島のサンタクルーズ島を襲った震度8の地震とそれにより引き起こした津波により、大きな被害をもたらしています。

以下はその状況です。


ソロモン政府の環境省国家災害局は、9日付け地震被害情報で「ソロモン諸島ガダルカナル島(首都ホニアラ)から西に800km野ところに位置するテモツ州サンタクルーズの西側一帯、マロ島、ロードホウエ島の被害がもっとも大きくこの地域の島民は津波が来た際に身に着けていたもの以外、建物、畑の作物などすべてが破壊、流された。


地震は6日に引き続き、8日には6.8の、9日には震度7の地震が来ており、現在も余震は続いており被害は増えている。


ようやく現地入りした地震被害調査チームの現地からの情報によれば、西サンタクルーズ島の25の村落が被害を被り、破壊屋家594と被害者3329名、死者は10名が確認されている。(地域の社会規模からすれば非常に大きな損害)被害地における水の供給は止まり、多くの木材や木屑が水源地に流れ込み、塩水が混入し始めている。井戸の汚染もひどくなっている。病院の患者は、高台に避難したものの、海岸沿いのクリニックの損害は大きく治療行為もできない状況。

今後、状況が更に判明するにつれ被害数字は増えて行くと思われる。


救済状況は、ソロモン諸島警察のパトロール船が40名の隊員を乗せて、サンタクルーズ島の入り口であるラタ港に着いたが、同港も被害を被っているため救済品の陸揚げが遅延している。そのほか貨物船が食料、水、衣服などの救済品を運んだが、機械の使用が不能のため手作業で陸上げ作業を余儀なくされている。

特に問題は自動車などの運搬移動手段の陸揚げができないこと。


国際的な救援状況は、豪州が援助資金供出表明を行い、赤十字と共に救済品を、英国、ニュージーランド、国連が水、衛生品、緊急シェルターなどの支援を開始する一方、NGOワールドビジョン、UNICEFなどが救済活動を開始し始めている。


現地視察を終えたソロモン諸島のリロ首相も「被害の大きさに鑑み、一刻も早い国際的な支援をお願いしたい」と国際社会に呼びかけている。」


今のところ日本の名前がでてこないのが気になるが、日本ソロモン友好協会は、東日本が大地震と津波に襲われた際のソロモン政府の日本を激励越した対応や2007年4月のウエスタン州ギゾを襲った大地震と津波の際に被害者救済のための義捐金募集を全国的に行い、善意の義捐金をソロモン政府に送った経緯を踏まえ、今回も一刻も早く日本からの暖かい支援の手を差し伸べたく義捐金募集を行っています。

日本ソロモン友好協会のホームページ」をご覧下さい。