レーベン 浅草 ブログ

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翌朝目覚めると、おじいちゃんが


せっせと部屋の掃除をしています。


「おはよう、おじいちゃん!」


「おはよう、ケンケン。ママはまだ寝ておるのかい?」


「お仕事がある時は、早いんだけどねぇ。」





「皆様っ、おはようございます!」


そう言って、中華屋の大将がどかどかと入ってきました。


「明日、スコットさんが帰ってきますよ!」


「おおっ!ということは王様は無事だったのかな。


 ならば、急いでマンションの契約を済ませないと!」


ママも何事か?といった感じで起きてきました。


「おはよう、お父さん。


 そう言えば、昨夜『楽しい二世帯住宅のすすめ』って本が


 かばんから落ちてたわよ。何なの?」


「はぁ~、見つかってしまいよったか。


 実は、スコットさんから『一緒に住みませんか』って


 誘われたんだよ。妻が早くに亡くなって


 独り身の私に気を使ってくれたんだろうな。


 お前には、折をみて話そうとは思ってたんだが」


「なんだぁ。それで、最上階を全部買うなんて言ってたのね。


 私は全然問題ないわよっ。ケンケンは?」


「僕もいっぱいいた方が楽しいよっ!」







~1週間後~


契約、そして内覧会も無事に終わり、いよいよ入居です!


とは言っても、実は内覧会の時にね、ちょっとした事件があったんだよっ。


なんと、パパが玄関のドアに挟まっちゃったんだ!


田舎に帰ってるときに食べ過ぎたのか


ひとまわり大きく(太く)なっちゃったんだ。


だから我が家の玄関は大きなものに交換してもらったんだ。


いやぁ、びっくりした。


それからね、お姉さん達も結局同じマンションに住むこととなり


これからもずっと一緒です。


でもさ、自分たちだけの家を持つことができるなんて!


一年前は全然想像すらできませんでした。


いろんな人(猫)との偶然の出会いがあって、


別れや戦いもあって、


なんだか不思議な冒険をしているみたいだよ。


だから、これからもきっと色んなことが起こるんだろうな。


なんだかワクワクしてきたよ!


というわけで、


ひとまず皆様サヨウナラ。


浅草のどこかで、白と黒の丸いものがフッと見えたら


それはきっと僕らかもよ!





おわり






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「!?」


「久しぶり、メイメイ!」


「お父さん!」


爽やかな微笑みを浮かべたロマンスグレーは


何とメイメイのパパでした。


「えっ、どうしてここにいるの?」


「いや~、メイメイもすっかりお母さんだなぁ。うんうん」


「だから何でよ?」


「スコットさんに会ったんだよ。マンションを買うんだろ。


 スコットさんのところも大変みたいだからね。


 ちょっと日本へ行って面倒みてもらえないかって、相談されたんだよ」


「というわけだよメイメイちゃん。急いでヘリで舞い戻ってきたのさ」


「大将!」


そうなんです。マンションの購入手続きも佳境に入ってきたので


パパはママだけではちょっと不安だったのです。


それに、結婚してからずっとメイメイはお父さんに会っていなかったので


「これはいい機会では」と思ったのでした。






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「やあ、ケンケン!」


「あっ、おじいちゃん!!」


「やだ、素敵なパンダよっ」


ケンケンもお姉さんたちもメイメイパパの登場に


ちょっとビックリです。


「大丈夫だよっ、猫ちゃん。ぼくのおじいちゃんだよ」


猫ちゃんはちょっとビビって奥のほうでじっとしています。


「お~、可愛い猫ちゃんじゃないか。よろしくな。


 お姉さん方も奇麗だねぇ。うんうん。


 それはそうと、マンションはどこにあるんだい?」


「じゃあ、ちょっと見にいきましょうよ!


 もう大分出来上がってるみたいよ」





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「お父さん、このマンションよっ!!」


「ほぉ、なかなか洒落てるじゃないか」


「この最上階に住みたいの。どう?なかなかイイでしょ」


「うんうん。では、明日にでも買ってしまおう!」


「エッ?!でもまだ頭金が貯まってないのよ」


「大丈夫。お父さんが何とかするから。その代わり最上階は全部買うぞ。


 そしたら、広々使えるだろ。」


「本当!ありがとう!!


でも...何か企んでいるでしょ.....」


「何を言ってるんだ、アハハハ...」






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その晩、大将の店でメイメイパパの歓迎会が開かれました。

メイメイパパは旅の疲れからか、すぐに酔っぱらってしまいました。


「いやあ、メイメイ。スコットさんはイイ男だなぁ。


 これからも宜しく頼むな。ムニャムニャ...」


「何言ってるの、お父さん。ちょっと、しっかりしてよっ」


酔ったメイメイパパはそのままゴロンと寝てしまいました。


そのとき、メイメイパパが持っていたバッグも一緒に倒れ、


中から本が飛び出してきました。


『楽しい二世帯住宅のススメ』


「何、これ?」


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いよいよ次回最終話。
───────────────────── 最終話更新日:07月13日

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「王様っ。急いでくださいよ」


中華屋の大将がヘリコプターから大声で叫んでいます。


「では、行ってきます。ケンケンっ、ママやみんなをよろしくな!」


そう言ってパパは王国に帰って行きました。


一週間程で戻るそうですが、何だか寂しい気もします。




先日の戦いのあと、酒飲みのお姉さんも敵国のお姫様も


結局浅草に住むことを決意したみたいで


連日モデルルームにやって来てはお部屋選びに夢中です。


僕は、中華屋の休みを利用して空手を習い始めました。


そう、強い男になるのです。


ママはシンシンの様子を見に毎日上野動物園に出かけています。





そんなこんなで、毎日は慌ただしく過ぎていきます。





「ねえねえ、せっかくだからパパさんが帰ってくる前に


 女だけでどこか行きましょうよっ」


「でも、あとでスコットさんに怒られるかも」


お姉さんたちは、すっかり仲良しで、


しかもモデルルームの帰りは


いつもそのまま我が家でくつろいでいます。


「えっ、僕も連れてってよ!あと猫ちゃんもさ!」






「あなたたち、マンション買うんでしょ。少しは節約しなさいな」


いつもは無駄遣いの王様であるママも


人ごとになると厳しいです。






「では、わたしは買い物に行って来るわね。


 あなた達もご飯食べてく?」


「はーい」


ママはあんみつ屋の女将に特価で買える食材や献立を教わってから


いつものように浅草の街へと買い物に出かけて行きました。


「節約も大変よねぇ。でも、今日はみんながいるから荷物もいっぱいだわ、まったく」


両手にいっぱいの買い物袋をかかえて歩いていると、


元気な子供たちが勢いよくママの隣を駆け抜けました。


「キャッ」


つい買い物袋を落としてしまいました。


「コラ~待て~!」


とその時、


「大丈夫ですか、メイメイさん」


ママは最近シンシン以外から名前で呼ばれることがなかったのでギクッとしました。


ママの名前を呼んだ人は落ちた買い物袋を拾いながら


「久しぶり、メイメイ!」


と爽やかにママに微笑みを向けました。



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────────────────────── 次回更新日:06月29日

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