日本の神様【歓喜天】
歓喜天【かんきてん】
歓喜天は仏教の守護神で歓喜自在天とも呼ばれます。
また、聖天(しょうてん)、大聖歓喜天、大聖歓喜大自在天、大聖歓喜双身天王、
象鼻天(ぞうびてん)、天尊(てんそん)、毘那夜迦(びなやか)、我那鉢底(がなぱてい)
と呼ばれることもあります。
名前から想像すると解る方もいると思いますが、起源はヒンドゥー教のガネーシャ神であり、
ヒンドゥー教から仏教に取り入れられる際、仏教に帰依して護法善神となったと解釈され、
ヒマラヤ山脈のカイラス山(鶏羅山)で三千世界と仏法僧の三宝を守護するとされます。
悪神が十一面観世音菩薩によって善神に改宗し、仏教を守護し財運と福運をもたらす
天部の神とされ、日本各地の寺院で祀られている。
聖天の名称は、大日如来もしくは観自在菩薩の権化身であるために、
歓喜天の本身(大日如来もしくは観自在菩薩)を表すために「聖」の字を用いて聖天とした、
とされます。